【前回コラム】「カルチャーへの階段~ヴィレヴァンの品揃えについてうんぬん」はこちら
今回は、ヴィレジヴァンガードの空間理論のお話。理論っていうほど大それたものではないのですが、独特の空間づくりは何を意図してやっているのか、そのあたりを今日は解き明かしていきたいと思います。売場づくりやPOPの話も少々交えながら話を進めていきます。前回同様、当社はノウハウや考え方に属人性が強いので個人的な見解が少なからず含まれるかもしれませんがそこはご了承ください。
踊るゆりかもめ線~お台場 民族大移動
入社して少し時が経ち異動の話が来た。アルバイトだってガンガン異動する。下北沢店からお台場店へ異動だ。お台場の観覧車横にあるヴィーナスフォートオープンのタイミングだったと思う。当時、どのタウン誌もお台場を取り上げた。どれを取っても同じ内容に見えるほど、過剰なまでに特集が組まれた。そんな加熱気味のメディアに比例してお客様もまた熱気に溢れていた。お客様はオープンの開門と同時に走ってお店に向かっていらっしゃる。朝早くから並んでいたら走りたくなる気持ちも少しわかる。おそらく福男を決める西宮神社の人たちと同じテンションだったに違いない。おかげで、施設の中にあったコンビニは、お弁当の棚が一瞬にしてすっからかん。なので僕らは、朝に買ったレーズンパン(安くていっぱい入っている)と、たまに店長が買ってくれる缶コーヒーで飢えをしのいでいたわけだ。
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関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
ヴィッジヴァンガード営業企画部リーダー。1999年ヴィレッジヴァンガード下北沢店に勢いで「入社したいんですけど」と言ってしまう。清貧の思想で薄給に耐えながらも、下北沢で文化発信の一端を担う。
その後「3カ月以内に売上改善できなければ閉店する予定だから」と言われながら横浜ワールドポーターズ店で店長デビュー。馬車馬のごとく働いて3カ月後には全国最下位の店舗を全国トップへ。ここでだいぶ寿命が縮まる。以後、仕事のブレーキが壊れたまま、下北沢店店長、自由が丘店店長をはじめ、主要首都圏店舗の店長を歴任する。
2006年から首都圏のエリアマネージャー、2011年震災後、東北エリアマネージャー。現在、本部にて、ヴィレッジヴァンガードのノウハウをまとめるプロジェクトのリーダー。最近では、他社の企業内研修やイベントでのPOPライティングセミナーの講師も務める。
ウェブサイト http://www.village-v.co.jp
Twitter https://twitter.com/vgvd
Facebook https://www.facebook.com/VillageVanguardOnline
関戸康嗣(ヴィレッジヴァンガード 営業企画部リーダー)
ヴィッジヴァンガード営業企画部リーダー。1999年ヴィレッジヴァンガード下北沢店に勢いで「入社したいんですけど」と言ってしまう。清貧の思想で薄給に耐えながらも、下北沢で文化発信の一端を担う。
その後「3カ月以内に売上改善できなければ閉店する予定だから」と言われながら横浜ワールドポーターズ店で店長デビュー。馬車馬のごとく働いて3カ月後には全国最下位の店舗を全国トップへ。ここでだいぶ寿命が縮まる。以後、仕事のブレーキが壊れたまま、下北沢店店長、自由が丘店店長をはじめ、主要首都圏店舗の店長を歴任する。
2006年から首都圏のエリアマネージャー、2011年震災後、東北エリアマネージャー。現在、本部にて、ヴィレッジヴァンガードのノウハウをまとめるプロジェクトのリーダー。最近では、他社の企業内研修やイベントでのPOPライティングセミナーの講師も務める。
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