コラム

AdverTimes DAYS 2015

移動する人に合わせて進化する、メディア・デバイスとコミュニケーションの未来

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自然な動線でコンテンツを表示

——移動者へのアプローチで感じる可能性と課題は。

高須:パナソニックのサイトは約30%がスマホからのアクセス。それに合わせスマホで見やすいコンテンツづくりを進めています。会員制サイト「クラブパナソニック」では、ポイントサービスを始めており、スマホを介して外出先でもポイントが取得できます。最近、生活者は体験をほかの人と共有しようとするので、移動中のそうした場面において、広告やメッセージが入れられるとより深いコミュニケーションができると考えています。

上路:デジタルサイネージのような表示デバイスには、カメラはもちろんキネクトのようなセンサーが付くことが多いと思います。これらを利用し、例えば電車の車両で、この時間帯は海外の人が多い、といったことまで肌の色や顔のつくりから分かるようになるのではと思います。このようにサイネージをセンサーだと考えると可能性が広がりそうです。ビッグデータと組み合わせれば「去年はこの層が多かったので、この時間この場所ではこれを表示しよう」といった表示の最適化が2〜3年のうちに実現するでしょう。

ジェイアール東海エージェンシー 交通広告部 販売・SPメディアチーム サブリーダー 川合 勲 氏

川合:デジタル化でコンテンツが素早く変更できるのは大きな変化です。交通広告、OOH は生活者のモチベーションをゼロから1にするというより、1のモチベーションを3、4と増幅させることに強みがあると思っています。デジタル化で、そのタイミングや場所に最適なインフォメーションを出せるようになることが期待できます。一方、情報過多になる可能性もあるので、どれだけ自然な動線のなかでコンテンツを出せるかは課題だと思います。

次ページ 「新技術導入は話題性を武器に」へ続く

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