露出量(GRP)ではなくクオリティ重視へ
従来のテレビCMにおいては、GRPという延べ視聴率を元にそのキャンペーンの効果を類推することが基本となりがちでした。
GRPは、広告の到達率と広告接触の頻度を掛け合わせることで計算できますが、ここで問題となるのは、GRP自体が露出量を元にした指標で、計算式の中にテレビCMの質の要素が入っていないため、GRPをもとに効果を議論すると実際に広告枠に露出をするテレビCM自体の出来というのが忘れられがちな点です。
従来のテレビCMにおいては、GRPという延べ視聴率を元にそのキャンペーンの効果を類推することが基本となりがちでした。
GRPは、広告の到達率と広告接触の頻度を掛け合わせることで計算できますが、ここで問題となるのは、GRP自体が露出量を元にした指標で、計算式の中にテレビCMの質の要素が入っていないため、GRPをもとに効果を議論すると実際に広告枠に露出をするテレビCM自体の出来というのが忘れられがちな点です。
徳力基彦(とくりき・もとひこ)NTT等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。書籍「アンバサダーマーケティング」においては解説を担当した。