【前回コラム】「「ネイティブアド」のあるべき姿を、日産自動車とTBSのテレビでの取り組みに学ぶ」はこちら
枠ではなくコンテンツに投資しているネスレ
前回のコラム
では、テレビCM枠を番組と連動する形で活用していたリアル脱出ゲームTVの事例をご紹介しました。
その一方で、テレビCM枠に今まで通り大量の広告予算を投下し続けるのではなく、そのお金の一部をもっと企業の広告としても資産になりうるコンテンツの作成に投下した方が良いのではないか、という議論も増えてきていますので、今回はそちらに注目しましょう。
広告予算を、広告枠ではなくコンテンツに投資し始めているアプローチの代表的な事例の一つと言えるのが、ネスレ日本が手掛けているコンセプトシネマというアプローチでしょう。
ネスレでは、「
ネスレシアター on YouTube
」というプロの映画監督が制作する質の高い作品をYouTube上に無料で公開するというアプローチを取っており、キットカットなどの自社商品をテーマに作品を複数公開しています。
特に今回注目したいのが、
ネスカフェ アンバサダー
のコンセプトシネマとして制作された『踊る大宣伝会議、或いは私は如何にして踊るのを止めてゲームのルールを変えるに至ったか。』(以下、「踊る大宣伝会議」)です。(筆者の所属するアジャイルメディア・ネットワークでは、ネスカフェアンバサダーのデジタル施策を支援しています。)
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徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)
徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)
徳力基彦(とくりき・もとひこ)NTT等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。書籍「アンバサダーマーケティング」においては解説を担当した。
徳力基彦(アジャイルメディア・ネットワーク 取締役 CMO ブロガー)
徳力基彦(とくりき・もとひこ)NTT等を経て、2006年にアジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。「アンバサダーを重視するアプローチ」をキーワードに、ソーシャルメディアの企業活用についての啓蒙活動を担当。書籍「アンバサダーマーケティング」においては解説を担当した。
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