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「Brand Story」と「Humanity」がキーワード−−サントリー 増野氏がカンヌで感じたこと

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グローバルカンパニーとして世界で地位を築きつつあるサントリー。カンヌライオンズにはここ数年、社員を派遣している。今年2回目の参加というサントリービジネスエキスパート 宣伝部 制作グループ 増野 静香氏に話を聞いた。
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――カンヌライオンズに参加した目的は?
サントリーはグローバル展開を強く意識しており、宣伝部の担当者としても海外広告の考え方や日本との違いを学びたいと思って来ました。特に、カンヌは世界中の広告のケースビデオを見ることができ、さらに日本では会うことのできない世界のクリエイターやマーケターの考え方を聞き、ネットワーキングもできるため、多くの刺激を受けています。

――日本と海外の違いは?

海外企業の「Brand Story」を上手くクリエイティブアイデアに活用するところに学びが多かったです。特に、ユニリーバ CMOのKeith Weed氏が登場するセミナーでは、ユニリーバの「For People」という考え方と事例を学び、グローバルカンパニーはここまで力強くブランドを構築し、ビジョンに基づきストーリーテリングしていくものか、と大変感銘を受けました。

海外ではブランディングに落とす事例が多いが、日本ではその瞬間の面白さや話題性に寄った作品が多く、より短いスパンで売上に結びつく施策が主流だと感じています。同時に、今回のカンヌでは、人の心の琴線に触れるエモーショナルで「Humanity」あふれる事例を数多く見ました。

「Brand Story」と「Humanity」は、今回のカンヌライオンズに参加したなかで、キーワードだと感じています。

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