インクルーシブスポーツの開発。
以前もご紹介した通り、
ブラインドサッカーというスポーツがあります。
特徴は大きく3つあります。
- アイマスクを装着する
- “Voy!”というかけ声を出しながら衝突を避ける
- 鈴の入ったボールを使用する
こちら、僕らがいきなりやれと言われてもなかなかできません。
目隠しして走るのは、かなりエクストリームなのです。
めちゃくちゃ怖いです。
そこで、世界ゆるスポーツ協会のスポーツクリエイターである
堀田高大くんは考えました。
「初心者でもできる、ゆるブラインドサッカーを発明できないか」
ブラインドサッカー一般体験会に潜入した堀田くん。
ある事に気づきました。
みんな衝突を避けるために、両手を目の前に掲げながら、
ゆっくりと進んでいたのですが。
その光景を見ながら堀田くんはそっと呟きました。
「まるでゾンビじゃないか」
手をだらんとさせながらウロウロする人たち。
確かにその姿はゾンビに酷似しています。
それならばと堀田くんが考えたのが
「ゾンビサッカー」というゆるスポーツです。
特徴は3つあります。
(先ほどのブラインドサッカーのそれと比較してみて下さい)
- ゾンビマスクを装着する(目は見えない)
- お互い「あ”—」とか「う”—」とかゾンビのごとく呻く
- 「きゃああああ」という人の悲鳴が聞こえるボールを使用する
実はゾンビサッカーは、
ブラインドサッカー選手たち(視覚障害のある選手)
と一緒に創っています。
彼らがスポーツとして楽しむことができるか。
健常者といい勝負ができるか。
そんな観点を大事にしています。
すると、老若男女関係なく、
誰もが楽しめるスポーツができあがります。
先ほどのライターやマッチと同じ発想です。
障害者起点で考えると、
みんなのものが生まれるのです。
凄い魔法だと思いませんか?
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