東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会エンブレム制作者である佐野研二郎氏は、盗作疑惑に関する報道について、東京2020組織委員会を通じてコメントを発表した。
「報道されている海外作品についてはまったく知らないものです。制作時に参考にしたことはありません。この東京2020エンブレムは、1964年の作品(※)へのリスペクトを持ちながら、日本らしさを自分のなかで追求してデザインしました。海外出張中のため、コメントを出すことが遅れてしまい申し訳ありませんでした。帰国後、皆様にご説明できる場を設定させていただきたいと考えております」。
同委員会は、東京2020エンブレムについてはIOCの規定上必要とされる手続きを踏まえ、発表前にIOCと共に国内外における商標調査を経た上で決定したとプロセスを明かし、「問題はないと考えている。IOCも同じ見解と承知している」とコメントしている。
※亀倉雄策氏が制作した1964年のオリンピックシンボルマーク
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