カンヌでの反響から得た気づきとは?
栗坂:カンヌに来て、Pepperは「非常に可能性のある商品」だと気づきました。ただのプロダクトではなかった、と。
佐久間:通常の商品は何もしゃべらないので、その魅力をアピールするためにテレビCMなどで商品を擬人化して、魅力を語っていくというのがこれまでの広告手法でした。でも、Pepperは人を惹きつけて、さらに自ら伝え、アピールすることができる。これはメディアそのものと言えます。
栗坂:カンヌにはメディア部門、ダイレクト部門、サイバー部門などがありますが、Pepperを素材として使い、さらに加工を進めることで、全部門で通用する可能性があると思います。来年もぜひこのカンヌで世界にチャレンジしたいと考えています。
林: Pepperの鍵はコミュニケーションなので、海外に持っていった時に、その土地の文化に違和感なくマッチすることが重要です。そのため、海外展開は慎重に、Pepperを大事に育てていきたいですね。まずは日本のマーケットをしっかり立ち上げて、コンテンツとビジネスのロールモデルを定めてから世界へ展開したい。マーケットをしっかり選定して、現地の文化に一つ一つ合わせていくという作業が必要になると思います。
栗坂: ソフトバンク=Pepperというイメージを作りながら、Pepperを世界にアピールできれば、それがそのままソフトバンクのブランディングになりえます。残念ながら現在、日本国内にはまだGoogleやAppleのように世界で通用するITブランドは存在しません。Pepperという戦略商品を使い、ソフトバンクが率先してそこにチャレンジしていきたいと思います。
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