【前回のコラム】2限目「先生!PRの文章はどういう風に書けばいいですか?」「前向きすぎるPRはいやらしいですか?」はこちら
「片岡英彦の芸術大卒は武器になる」本日のアジェンダ
- 先生!大学の広報って何をするんですか?
- USPってなんですか?
- 先生!オープンキャンパスの売りになるコンテンツは何ですか?
- 大切なのは「誰が」情報を発信するのか??
- 結局…あなた自身がコンテンツ!
東北芸術工科大学(芸工大)で教鞭を執る機会をいただいた。企画構想学科で、自分がこれまで経験してきた戦略PRやメディアに関する講義を行っている。また大学自体の広報にも携わっている。
日ごろ、全学年が揃うことは珍しい。企画構想学科の学生みんなで記念撮影を行った。
ドラマ、バラエティーの番宣、アップル製品やマクドナルドのコミュニケーション戦略、また最近では、NGOのファンドレイジング(資金集め)など、幅広いPR関連の仕事をさせてもらってきたが、大学を舞台にした広報活動は初めてで興味深い。
先生!大学の広報って何をするんですか?
ある時、学生からこんな「ど真ん中」の質問を受けた。
大学の広報には大きく2つある。
ひとつは「入試(入学)」を促進する広報。もうひとつは「就活(就職)」を促進する広報。いわゆる「入口」と「出口」だ。
学生の総数は2000人ほど。比較的小規模だ。学生1人ひとりへの個別相談・個別指導などは相当手厚く行える。これは強みである。一方で、何万人もの学生が通うようなマンモス大学と比べると広報的な露出の「ハデさ」はどうしても引けをとる。
あまり大学や講義とは関係なさそうな有名人を呼んで、ど派手なイベントを行い、マスメディアでの露出を仕掛けているマンモス大学を目にすると、ずいぶんな費用を広報活動に使っているのだろうな〜と羨ましくも思うこともある。これは決して嫌味ではない。
KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。
「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です
会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします
片岡英彦(東京片岡英彦事務所 代表/東北芸術工科大学 企画構想学科 准教授・広報部長)
片岡英彦(東京片岡英彦事務所 代表/東北芸術工科大学 企画構想学科 准教授・広報部長)
1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。
報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。企業のマーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。同年フランス・パリに本部を持つ国際NGO「世界の医療団」の広報責任者に。
2014年より「東京ウーマン」「プロフェッショナル談」編集長。Adobe(アドビ システムズ株式会社)の学生向けSNS施策の立案、日本テレビグループのLIFE VIDEO社の広報プロデューサー、iPhone5(au)戦略PRプロデューサー等を務める。2015年東北芸術工科大学デザイン工学科企画構想学科 准教授/広報部長
片岡英彦(東京片岡英彦事務所 代表/東北芸術工科大学 企画構想学科 准教授・広報部長)
1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。
報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。企業のマーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。同年フランス・パリに本部を持つ国際NGO「世界の医療団」の広報責任者に。
2014年より「東京ウーマン」「プロフェッショナル談」編集長。Adobe(アドビ システムズ株式会社)の学生向けSNS施策の立案、日本テレビグループのLIFE VIDEO社の広報プロデューサー、iPhone5(au)戦略PRプロデューサー等を務める。2015年東北芸術工科大学デザイン工学科企画構想学科 准教授/広報部長
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。