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デジタルのスペシャリスト集団が描く生活者発想の新デザイン

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博報堂アイ・スタジオは、博報堂のフィロソフィーである「生活者発想」とデジタル領域のスペシャリストが持つテクノロジー力をかけ合せ、「生活者が利用できるデジタル創造」に取り組んでいる企業だ。

対応領域はWebだけに止まらず、企業のIoTプロジェクトへの参画や新しいテクノロジーの研究開発にも力を入れている。

働き方のスタイルを変える「オフィスのIoT化」

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TBWA HAKUHODO QUANTUM(THQ)と取り組んだ「okamura × IoTPROJECT」では、岡村製作所の上下昇降デスク「Swift(スイフト)」と連携したスマートフォンアプリの共同開発を行った。

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02~04 okamura×IoT PROJECT 上下昇降デスク「Swift」と連携したスマートフォンアプリの共同開発を行う。

欧米ではオフィスワークに立つ姿勢を取り入れることが一般的になっており(スウェーデンやデンマークでは、ほぼ100%のオフィスで導入)、立つ姿勢での仕事は医療や健康面、効率やアイデアの視点からも見直されている。

プロジェクトメンバーでアートディレクターの増村龍哉さんはこう話す。

「岡村製作所が提唱している『+Standingのはたらき方』を習慣化させるために、どんな機能が搭載されることがオフィスワーカーにとってより良いものかを検討することからこのプロジェクトは始まりました」。

Swiftと連携するこのアプリでは、簡単なボタン操作で机を昇降できるほか、1日のうち自分の立ち座りの回数・時間が確認でき、姿勢を変えることを促すノーティフィケーション機能も搭載。

「もっとも配慮した点は、継続性と便利性。使いやすいアプリを目指しました。毎日使いたくなるUIデザインや、ユーザーのモティベーションを上げるために1日の立つ時間など目標値が設定でき、画面上に表記できるようにしています(5月公開予定)」(テクニカルディレクターの松瀬弘樹さん)。

3社は、この商品と連携してオフィスのIoT化、働き方を向上するサービスやアプリの開発を目指すプロジェクトを推進しており、博報堂アイ・スタジオが開発したアプリがプロジェクトの第一弾製品となる。

次ページ 「ソフトウェアとハードウェアのつくり手をつなぐプロジェクト」へ続く