月刊『広報会議』の砂流恵介さんによる連載「ウェブメディアで話題!キーパーソンに会いに行く」のスピンアウトシリーズ。企業のオウンドメディアが増えた今、発信力のある個人の書き手の皆さんを「ウェブメディア・アベンジャーズ」と密かに命名しました。第七弾は「暇な女子大生が馬鹿なことをやってみるブログ」を運営する暇な女子大生さん(通称:暇女)に直撃します。
アイドルの番組を見てセルフプロデュースを学ぶ
──暇女さんは、普段どういったことに気を付けて記事を書いていますか。
人々に与える印象がポジティブになるように、「炎上商法には手を出さない」「誹謗中傷になることは書かない」など気を付けています。一時的にアクセスが集まったとしても一度ネガティブなイメージがついてしまうと結果的に損しかしませんからね……。だからといって綺麗ごとばかり並べるわけではありません。例えばマツコ・デラックスさんは、毒は吐いてもイメージは悪くなるどころか上がる一方ですよね。ユーモアを含む毒は、逆に好感を持ってもらえるので積極的に使っていきたいと思っています。
マツコ・デラックスさんの他にも、DAIGOさんや、SHELLYさんって世間から嫌われていないですよね。そういう人ってセルフプロデュースが上手いんです。新旧の人気のあるアイドルを観察することも「自分を世の中にどう売っていくか」を考える上でとても参考になります。彼女たちがどういう風に若い女性から年配の男性までをファンにしていくのかを知るととても勉強になりますし、そもそもアイドルはプロデューサーや事務所など様々な人間が考えた「プロモーション戦略」の結晶なので。
あとは、「世に出しているコンテンツは常に誰かに見られているんだ」ということを意識し、ツイートひとつでも慎重に送り出すようにしています。

