中尾孝年氏(電通関西支社/電通)
クリエーティブディレクター。アイスの実「江口愛実登場」「AKB48殺人事件」、パピコ「大人AKB48」、ポッキー「デビルニノ」、サノヤス造船「造船番長」、塩野義製薬「もしもブラマヨの吉田がもっと早く皮フ科へ行っていたら」、大阪府警「そこの優秀な若者に告ぐ。そんなところに隠れてないで出てきなさい」「ごめんですんだら警察いらんわ!」「草食系より大阪府警」など。カンヌ銀賞ほか受賞多数、OCC副会長。
まさに
で左くんが書いていた通りで、本当に宣伝会議賞が獲りたいのなら、僕が書いたコラムなんか読んでる暇があったら1本でも多くコピーを書くべきだと思います。宣伝会議賞とは、それくらい厳しい戦いです。
でも残念なことに、あなたは今、僕のコラムを読んでしまっている…。
そんなダメダメなあなたのために、今回は僕が実践していた超具体的な宣伝会議賞の獲り方をご紹介します。って書くと「こいつ偉そうに獲り方とか書いているけど、過去のグランプリ受賞者の中に電通の中尾なんて名前ないやんけ!」と思いますよね。
はい、そうなんです。僕はグランプリを獲るつもりでコピーを書きまくっていたのに、残念ながらグランプリを獲らないまま審査員をやることになり、泣く泣く宣伝会議賞から引退したという、とても悲しい過去を持っています。
でもね、グランプリに指がかかるところまでは2回ぐらい行きましたよ。ファイナリストに2回残ったことがあって、そのうちの1回は故・眞木準さんが「僕はこのコピーがグランプリだと推しました」って、僕のコピーを紹介してくれたんです。でも最終的にはグランプリにも準グランプリにも選ばれず、ファイナリスト止まりでした。獲るか獲らないかには、天地の差があります(涙)。

