クボタは1月1日から、新たなテレビCM「壁がある だから行く　ベトナムトラクタ」篇を全国で放映している。台湾でもドラマ出演している女優の長澤まさみを起用し、若年層や一般への認知を高めるとともに、グローバルでのブランディングの強化が狙い。同社がブランドパートナーとして著名人を起用するのは20年以上ぶりで、1992年の利根川進氏以来となる。

CMはベトナム・ホーチミンの市場を舞台とし、長澤さんが現地の人々からベトナムの農業を支えているクボタの存在を教えられるというストーリー。このほか新聞や交通・OOHへの出稿、オウンドメディアのコンテンツ充実なども進める。特に国内の若年層に対してはリクルーティング効果も見込んでいる。

同時にクボタでは「壁がある。だから、行く。クボタ」をコーポレートスローガンに掲げ、1月からブランド強化プロジェクトをスタートさせた。一般生活層を対象としたブランディング強化を進めており、CMの放映はその一環となる。本施策を契機とし今後、さらにメジャーなグローバルブランドとしての地位確立を目指す。