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ヤフーと博報堂DYデジタルが語る、インフィード広告のブランディング活用への可能性

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“広告主のブランド価値向上”へチャレンジ

—先程「クリエイティブ」というお話がありましたが、具体的にインフィード広告ではどのように作成していますか?

野首:ユーザーのタイムラインは、常に膨大量の情報が溢れています。ですので、ターゲットの心を動かすために考え抜くことはもちろんですが、加えて「潜在層にはニュースサイトの記事風に」「アイキャッチになる言葉を左上に置く」などフィードで目を惹くためのテクニックも重要だと考えます。

また、日々の配信データも確認しながら、クリエイティブに活用しています。例えば「通勤時間に見られやすい」というデータがあれば、それを新しい切り口として画像・コピーを作成し、追加しています。

こういったデータインサイトを分析し、当社ならではの生活者視点を掛け合わせながら、日々「見てもらえる」クリエイティブへとアップデートしています。

嶋田:インフィード広告は「画像」×「コピー」の組み合わせ方で、大きく効果が異なります。そのため、「クリエイティブテスト」も非常に重要になっていきます。

より「見てもらえる広告」に近づけるために、「ビューインプレッション」を指標にしながら、作成した画像や文言、そしてターゲティングを分解し、組み合わせて、パターン分けして出稿しています。多い時は100パターン以上の組み合わせを検証することもあります。

そうして配信実績を精査していくことで、より「見てもらえる広告」へと近づけています。

矢吹: ビューインプレッション※について補足をしますと、YDNでは2014年9月にビューインプレッションの計測およびレポートを開始しています。ビューインプレッション指標を利用することにより、「広告がユーザーに見られたうえでクリックされないのか」、「そもそも見られていないからクリックされないのか」を判別できるため、より的確な広告運用を実現することが可能になります。

※ビューインプレッションとはインターネットユーザーの視認領域に広告が表示された際のインプレッション。広告面積の50%以上が1秒以上表示された場合を1ビューインプレッションとし計測する。

—最後に、今後の展望を教えてください。

矢吹:まず、Yahoo! JAPANアプリにおいて動画コンテンツの拡充を進めています。それに合わせて「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」も動画フォーマットの広告配信に対応していきます。まずはYahoo! JAPANアプリトップのタイムラインでインフィード広告の動画フォーマットを公開する予定です。既に1月からテスト配信を開始しており、春ごろには正式公開する予定です。

動画フォーマットでは、ユーザーへの情報量と伝達力が大きくなるため、今まで以上にクリエイティブの重要性が増してきます。広告効果としてもクリックではなくビュー自体に大きな効果を持つようになります。動画広告を通して、皆様と一緒にYDNの新たな価値と効果を追求していきたいと思っています。

福島:「見せること」の広告効果 が可視化できたのは今回の大きな成果でした。

今後は、クライアントの商品価値をより多くの人に伝えるべく、インフィード広告とオフラインメディアへ同時に出稿した場合の重複効果の検証や、クライアントの動画素材を活かした動画フォーマットのテストマーケティングの実施など、更に「見てもらえる広告」へチャレンジしていきたいと思います。

また、弊社が持っているデータを活用してインフィードに最適なクリエイティブも検証していきたいです。クリエイティブ・適切なターゲティング・そしてマスとの掛け合わせにより、どこまで広告効果を高められるかが弊社の腕のみせどころだと考えています。

これらの取り組みを通じて、これまで以上に、広告主のブランド価値向上に貢献していきます。


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