薩摩酒造は、芋焼酎「白波」の新CM「この地球の日々たちへ」を公開した。

物語は、ある会議室から始まる。1年半をかけた新病院建築のプロジェクトで自分の意見を通そうと必死な女性社員。その稚拙な態度を、上司は強く叱ってしまう。しかし、そんな上司にも、弱さや守るべきささやかな生活がある。そして雨の中、オフィス街で大事な書類を落としてしまうツイてない若い男性社員。海では、溜まった思いを大きな声で叫びぶちまける若い女性がいる──。

そんな人々に寄り添うように流れるのは、松田聖子の名曲「瑠璃色の地球」だ。

本CMは、映画「悪人」「フラガール」で知られ、第40回日本アカデミー賞（2017年）において最多11部門を受賞した映画『怒り』の監督である李相日氏が演出を手がけている。さらに、歌は「瑠璃色の地球」を、シンガー 手嶌葵がこのCMのためにカバー。そして、滝藤賢一、村川絵梨、三浦貴大、趣里といった演技派俳優が起用されている。

「生きていればいろんなことがある。いいことも、わるいことも。うれしいことも。かなしいことも。理屈じゃ解決できない、いろんな思いを抱えて、皆生きている。さつま白波はそんな一生懸命に生きてる大人たちの1日の終わりに、そっと優しく寄り添う焼酎でありたい」。このCMは、薩摩酒造のそんな思いから制作されている。

李監督は出演者たちとじっくり時間をかけて話し合い、それぞれ真っ直ぐでひたむきな日々を、細やかに演出したという。CMは90秒フルバージョン他、60秒バージョン、30秒バージョンが3タイプ、計5タイプが公開されている。
企画は、九州を拠点とするBLUEとGREEN。