電力比較サイト「エネチェンジ」を運営するエネチェンジは1月末より、同社初のテレビCMを関西エリアで放映開始した。
2016年の電力自由化に先駆け、2015年4月に開設された電力比較サイト「エネチェンジ」。一般家庭の電力自由化に対する認知が広がるにつれ、サイトおよび同社の認知も拡大してきた。さらに①電力自由化のさらなる認知拡大、②電力会社の切り替えによって得られるメリットの周知、③社名の浸透という3つを一気に推し進めるため、テレビCMの放映に至った。
エネチェンジの担当者は「若者のテレビ離れが叫ばれてはいますが、それでも認知を一気に拡大するという点では、テレビCMは圧倒的な力を持っていると思います。メインターゲットである30~50代はCM接触率が比較的高いこと、Webだけではリーチできない層にもリーチできることから、テレビCMという媒体を選定しました」と話す。
CMの放映エリアを関西限定とした背景には、関西エリアは従来、電気代が高かったことがあるという。そのため、新電力に対するニーズは高く、低圧・高圧ともにスイッチング率も東京に次いで高い。エネチェンジとしても注力しているエリアであり、実際に紹介できる電力会社数も多い。テストマーケティングの意味も込め、まずはエリアを限定してCMを放映した。
「関西で一定の効果がみられた場合、テレビCMを中心としたマーケティング施策を全国展開する方向で検討を進める予定です。それを見据え、追加の資金調達も完了しました。これまでWebを中心とした集客を行ってきたが、今後はWebでは到達できなかった消費者にも『電気を選ぶこと』を体験していただくために、広告展開に力を入れていきたいと思っています」(同)。
今年4月からはガスも自由化され、消費者は自身が利用するエネルギーをより自由に選べるようになる。ところが、「自由化」の認知が拡大する一方で、スイッチング率はまだ追いついていないという課題もある。エネチェンジは、より比較検討しやすいサービスの提供のほか、エネルギーの選択における地域格差や世代格差を是正する仕組みづくりを進めながら、エネルギー自由化に関わる企業が、この変化を一丸となって盛り上げていくような活動にも取り組んでいきたい考えだ。
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