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大丸・松坂屋 創業300周年記念ポスターに総勢100人の従業員が出演!

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地元密着型という強みを“メイド・イン・地元”のポスターで表現

全体の統一感を演出する意味では、すべてのポスターを一人のクリエイターが制作したほうが効果的ではないか?

──その問いかけに秀島氏は「当社の強みの一つは『地域密着型』。大丸・松坂屋は全国各地に店舗を構え、地域のお客さまに愛され続けてきた、地域の皆さまとともに歩んできたと自負しています。各店舗がそれぞれの色、ストアアイデンティティを持っている。そんな“らしさ”を表現するためにも、あえて各地域のクリエイターさんに地元の店舗を取材いただき、100人100色の個性を表現いただきたいとお願いしました。各地域の方々だからこそ分かる各店の色・良さ・雰囲気があり、ポスターのつくり手の皆さんにそれを感じ取っていただきたいという思いもありました」と狙いを明かす。

ポスターの公開から約1カ月。社内外を問わず大きな反響が得られているという。「こんな機会、二度とない!」「一生の記念になった」「皆に自慢したい」──各店で実施したポスターの贈呈式は、ポスターに出演したスタッフや周りの関係者からの喜びの声や笑顔であふれていたと、秀島氏は手応えをのぞかせる。

「企画制作段階では、初めてのチャレンジということで苦労しましたが、私自身、100人のスタッフや各店の企画窓口の社員と企画を進める中で『こんなに素敵な人たちと一緒に働いているのだ』と改めて気づき、感動しました。私のように、多くのスタッフがポスターを見て『一人ひとりが大丸・松坂屋を支えていること』に改めて気づき、『この会社、好きかも』と少し元気になってくれたのではと感じています。本社ビルの入口横にも100名分を掲示しているのですが、商談で来社されたお取引先さまから、クリエイティブのインパクトへの驚きとともに『素敵な会社ですね』というお言葉をよくいただきます。また、ポスターに登場したスタッフの何人かは『お客さまや従業員からよく声をかけられるようになりました』と嬉し恥ずかしい様子で語ってくれます。このように、本企画がスタッフ同士、またお取引先さま、お客さまとの会話のきっかけになっていることも嬉しい成果の一つです」と話した。