「Dropbox Paper」はどう使える？

オイシックス 執行役員 統合マーケティング部 部長 COCO 奥谷孝司氏（中央）、アライアンスソリューション本部 五十嵐啓之氏（左）、サービス進化室 福嶋智美氏（右）。

—今回、「Dropbox Business 」をトライアルで導入された背景から教えてください。

企業向けの「Dropbox Business」。

五十嵐：私はデザイナーなのですが、もともと個人的にストレージサービスとして「Dropbox」を使っていたので、その使い勝手の良さを知っていたことが大きいです。今後、自宅やカフェなどリモートで働くメンバーと仕事をする機会も増えていくと思うので、データ共有などをスムーズにするため、仕事でもDropboxを試してみたいと考えました。

オイシックス 執行役員 統合マーケティング部 部長 COCO 奥谷孝司氏

福嶋：私もデザイナーですが、自社だけでなく外部のデザイナーに依頼して制作することが多々あります。その際に、メールで何度もやり取りをしていると、どの情報が最新なのか分からなくなってしまうなど、行き違いが起きがちでした。それがDropboxであれば、常に最新情報を確認できますし、過去のバージョンに戻ることもできます。私も、もともと個人的にDropboxのユーザーだったので慣れていたという理由もありますね。

奥谷：私自身はDropboxに対して、ビジネスシーンで使うイメージを持っていませんでした。でも、2人から実際に使ってみた感想を聞いていると、BtoCのサービスとしてだけでなく、ビジネスで活用できる要素を含んでいるのだと気づきましたね。PCだけでなくスマートフォンでもデータを取得・閲覧できるのも、忙しいマーケターにとってのメリットも大きいです。

—新機能の「Dropbox Paper」は、いかがだったでしょうか。

【Dropbox Paperとは】
オンライン上でドキュメントを作成し、保存・共有ができるサービス。ドキュメントにはテキストだけでなく、写真や動画、コードなどを挿入でき、複数人で同じドキュメントを編集することができる。内容へのコメントは会話形式で表示され、ドキュメントの変更履歴も分かるほか、タスクの締切設定、担当の割り当ても可能な便利なツール。

アライアンスソリューション本部 五十嵐啓之氏

五十嵐：まだ使い始めたばかりですが、業務を効率的に進めることができる可能性があると感じているところです。当社は全体的にミーティングで議論し合うことが好きな企業で、その最中にホワイトボードに書き出した内容を写真に撮って共有することがあります。ただ、写真だと議事録の代わりにはなりますが、そこで書かれたことを資料に転載したり、発展性はなくて。「Dropbox Paper」であれば、テキストとして活用できたり、すぐに共有できたりしますよね。

それに例えば、多忙なメンバーでブレインストーミングを行う際、事前に「Dropbox Paper」でフォーマットをつくり、ミーティングまでにアイデアを募って、それをベースに話し合うようなことができると思います。

サービス進化室 福嶋智美氏

福嶋：たしかに。私たちは、ミーティングは時間を効率的に使うために、ゼロから議論を始めるというよりも、事前にテーマを共有し、各人が考えていることを持ち寄るケースが多いです。Paper上に写真などイメージと一緒に自分の話すことをまとめておいて、それを元にミーティングに臨むといいですね。私は特に「Dropbox Paper」が他のツールよりも自由度が高く、紙に絵を描くような感覚で使えるのがとても気に入っています。

奥谷：正直なところ、こんなに評判がいいと思っていませんでした（笑）。これからの働き方を考えると、クラウドで情報共有するのは当たり前になってくると思います。Dropboxは認知度が高く使い勝手の良いサービスなので、導入する際に情報システム部門に詳しく説明する必要はないでしょうし、現場も受け入れやすいと思います。

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