コラム

アンバサダー視点のススメ

ネット動画の炎上騒動が相次いでいるのは、なぜだろうか?

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「再生数」だけでなく「共感」が重要ではないか

この視点は、私が「アドテック関西2017」(京都)で担当させて頂いた「PRの視点から、ソーシャルとマス広告の使い分けを考える」というセッションの議論から出てきた発言でした。

このセッションでは、ミキハウスの高坂一子さん、マンダムの上森奈美子さん、ワコールの山本圭奈子さんという3社の担当者の方々に、ソーシャルとマス広告の使い分けについてお聞きしました。

動画広告におけるソーシャルとマス広告の使い分けの基本は、テレビCMに露出した映像を、YouTubeやSNSにも投稿することで効果を最大化することでしょう。

テレビCMであれば、購入すれば露出できますが、せっかくテレビCMが話題になっても放映が中止してしまうと再び見ることができません。YouTubeに動画をアップしておけば、見たい人が何度も動画を見ることができますし、友人にシェアすることも可能です。

例えば、ミキハウスが企業ブランディングCMとして実施した赤ちゃんの声でベートーヴェンの「交響曲第9番」を奏でる「MIKI HOUSE 『歓喜の歌篇(It’s all for you)』」は長尺バージョンをYouTubeやFacebookに投稿したところ、100万回以上も再生される結果になったそうです。

一方で、テレビCMにおける表現に、ある程度の制限がある商品は、テレビCMとネット動画で表現を切り替える努力をされるケースも増えています。

ワコールでは、「ブラジェニック」というブラジャーのプロモーションとして、テレビCMとは別にInstagramの動画企画を展開。スマホとInstagramならではのインタラクティブ動画に挑戦しました。

また、マンダムでは「ギャツビーつるんと肌」のプロモーションとして、テレビCMに流した映像とは別のネット動画も撮影し、予想通りにテレビCM版よりも再生されるという成果が出ているそうです。

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