カフェ文化の草分け「バワリーキッチン」誕生の背景
天野:
こうしたショップのプロデュースを考える度に、空間からBGM、トイレのブラシまで、細部に気を配っている宇一さんはすごいなと、お世辞じゃなく思います。そうなりたいと思って、自分なりに取り組んでいます。
山本:
さまざまな事例を聞いていて、実は僕がしてきたことは対極にあるような気もします。僕が1軒目につくった駒沢公園の近くにある「BOWERY KITCHEN(バワリーキッチン)」は、26坪ほどの小さなお店で、今年6月で20年になりました。ここは誰かに「ヒットさせて」と言われて始めたわけではなく、自分の生活のためにつくった店です。
