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動画の制作ラインで「量」と「質」を実現する動画専門チーム「ナナメ」

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「鋭く広く」を標榜する動画メーカーのナナメ。同社では動画の用途が多様化する中、視聴者を惹きつける表現から細かく内容を伝えるものまであらゆる角度のニーズに対応する。

新しく生まれた動画のニーズに応える

ナナメの皆さん(集合写真)

ナナメは代表取締役の松岡建次郎さんをはじめとする京都造形芸術大学出身の4 名が、東京で活動を広げるために設立した動画専門チームだ。

4名は大学時代から共に映像制作に取り組んでおり、2 時間半の自主制作映画を作ったり、大学をPRするアイドルをプロデュースしたりと現在の事業の基礎になる活動を続けてきた。

「元々はそれぞれが東京に出て、フリーで活動していました。ただ、フリーだとできる仕事に限りがあるので、幅を広げるためにチームになり、会社になっていきました」と設立の経緯を話す。

2015年に設立された同社は、学生時代に自主制作で培った自由な発想で「とがった」企画を実現しながら、会社として安定した丁寧な仕事もしていきたいという思いから、鋭さと広い面を兼ね備える「ナナメ」が社名になっている。

現在はメンバーを11名に増やし、大手クライアントの動画制作も手がける。設立から2年にもかかわらず、大手クライアントのニーズに応えることができるようになったのは、AbemaTV の立ち上げ時から担当している番組宣伝(以下 番宣)制作の経験が大きいという。

1つのブランドと長期で関わった本件は、それまでスポットでの制作が多かった同社にとっては転機となった。クライアントと共に新しいブランドを作っていくにあたって、月数百本ペースで制作する番宣の1本1本に、メディアブランド向上につながるクオリティが求められた。「この経験を通して、ブランディングにつながる質の高い動画を効率よく制作できる体制ができ上がっていきました」と松岡さん。

サイバーエージェント/AbemaTV「IRチャンネルAbemaTV」、「BPM 番組」宣伝、「指原&ブラマヨ恋するサイテー男総選挙番組」宣伝

グループでの連携を生かした動画制作ライン

若手中心でメンバーも11名と決して多くない同社が制作本数とクオリティを両立できた背景には、グループ会社との連携関係がある。実は同社は、三重県に本社を置く印刷会社のアサプリ(松岡さんの父が代表を務める)のグループ会社として各社とリソースの共有を行っている。

例えば、アサプリグループのデザイン制作会社バロックから人材を受け入れ、動画制作のスキル醸成を図りながら、制作にかかる人員を確保するといった具合だ。

AbemaTVの番宣制作でもグループ内から人材のフォローを受け、制作体制を整えた。「メーカーで言うところの『生産ライン』を動画で作り上げていきました。いろいろと試行錯誤しましたが、グループの資産を生かして構築することができたと思います」(松岡さん)。

一方で、ブランディングにつながるクオリティの実現には、学生時代からの経験が生きている。「芸大にいた頃からの習慣で、社内で作品を共有し意見する講評会を定期的に実施していました。今回はそれをクライアントの皆さんとも行い、企画に対する意識をすり合わせました。その中で、『スマホで見るから文字はできるだけ大きい方がいい』『予約ボタンはここに表示されるから文字は置かない』などメディアの特徴や注意点を細かく把握できました」と明かす。

Google Play Japan / Google play Webムービー

次ページ 「動画制作といえば“ ナナメ” に」へ続く



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