単純に紙を削って、Webに投資する選択肢は現時点ではない
—なぜWebではなく、紙メディアの革新に目を向けたのですか。
理由としては紙とWebを対立構造で捉える風潮に疑問を抱いていたことがあります。通販会社において紙とWebを対立構造で捉えるべきではありません。しいて対立するものを言えばWebが代替するのは電話、ファックス、ハガキといった従来の販売チャネルです。紙のカタログやDMは、メルマガやアプリのプッシュ通知のように、お客さまの欲しいという気持ちを喚起するメディアであり、販売チャネルではない。Webで紙の顧客価値を代替することはできないのです。