【前回の記事】「近くに味方がいなければ、つくればいい。 — #2日用品の救世主化の法則」はこちら
近年、「写るんです」などのフィルムカメラが若者の間でリバイバルブームになっている、というニュースを目にしたことはありませんか? かくいう僕もプロフ画像にあるように、フィルム写真を撮るのがここ最近のマイブーム。
また、「写ルンです」だけでなく、ラジオ、ハイウエストパンツ、アナログレコードなどなど、「懐かしのあの〇〇がリバイバルブーム!」という現象がここ最近増えている実感はないでしょうか。
僕もきっと、「写ルンです」を発端としたフィルムカメラブームの渦中のひとりなのでしょう。わざわざ今は販売されていないフィルムカメラを入手し、お金をかけてフィルムを買って、写真を現像しに写真店へと足を運びます。一見するとあまりにも非効率なこの行為ですが、さらにわざわざ写真をデータ化してインスタにアップすることで、人とはちょっと違う風合いの写真、持ち物、行いを通して“いいね”をもらうことで、承認欲求を満たしています。手間ひまかけて写真を手に入れる行為は僕ら世代にとって「逆に新しい」し、それによって思い入れも強まるので、“いいね”と思ってもらえる気持ち良さもちょっとだけ格別です。
