フィルム写真が“インスタ映え”する本当のワケ。 — #3懐かしい未来の法則

【前回の記事】「近くに味方がいなければ、つくればいい。 — #2日用品の救世主化の法則」はこちら

近年、「写るんです」などのフィルムカメラが若者の間でリバイバルブームになっている、というニュースを目にしたことはありませんか? かくいう僕もプロフ画像にあるように、フィルム写真を撮るのがここ最近のマイブーム。

(たとえばこんな感じ)

また、「写ルンです」だけでなく、ラジオ、ハイウエストパンツ、アナログレコードなどなど、「懐かしのあの〇〇がリバイバルブーム!」という現象がここ最近増えている実感はないでしょうか。

僕もきっと、「写ルンです」を発端としたフィルムカメラブームの渦中のひとりなのでしょう。わざわざ今は販売されていないフィルムカメラを入手し、お金をかけてフィルムを買って、写真を現像しに写真店へと足を運びます。一見するとあまりにも非効率なこの行為ですが、さらにわざわざ写真をデータ化してインスタにアップすることで、人とはちょっと違う風合いの写真、持ち物、行いを通して“いいね”をもらうことで、承認欲求を満たしています。手間ひまかけて写真を手に入れる行為は僕ら世代にとって「逆に新しい」し、それによって思い入れも強まるので、“いいね”と思ってもらえる気持ち良さもちょっとだけ格別です。

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鈴木雄飛
鈴木雄飛

1989年生まれ、2012年電通入社。得意領域は、戦略の設計と、コンセプトやコアアイデアの開発。その他、事業やタレントのコンサルティング、PR・イベント・WEBプロモーションの企画、マス&デジタルのメディアプランニングなど、手法はこだわらずに課題解決に必要な領域に日々チャレンジしています。

鈴木雄飛

1989年生まれ、2012年電通入社。得意領域は、戦略の設計と、コンセプトやコアアイデアの開発。その他、事業やタレントのコンサルティング、PR・イベント・WEBプロモーションの企画、マス&デジタルのメディアプランニングなど、手法はこだわらずに課題解決に必要な領域に日々チャレンジしています。

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