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大関の「甘酒」が望む販促アイデアとは?/第10回販促コンペ

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【前回の記事】「アサヒビールの本格芋焼酎「金黒」が望む販促アイデアとは?/第10回販促コンペ」はこちら

6月5日午前10時まで企画募集中の「第10回販促コンペ」。このほど実施された課題協賛企業のオリエンテーションから、一部を編集部がピックアップ。ここでしか読めない、よりくわしい内容をお伝えしていきます。

今回は大関の「甘酒」を、毎日継続して飲みたくなるような企画を求めるオリエンテーションです(第10回販促コンペの特設サイトはこちら

「毎日1杯の甘酒を飲みたくなるようなアイデアを募集します」

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毎日甘酒を飲んでいただける企画を募集
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「大関の甘酒」の特長・ラインナップ

甘酒を継続して飲みたくなる企画を

今回、大関は、「甘酒を飲んだことはあっても、毎日は飲んでいない」といった方々に向け、「毎日1杯、甘酒を飲みたくなるアイデア」を募集します。近年甘酒は、お年寄り人気や、小さなお子さまにもお飲みいただける点、美容面での効果などがメディアで取り上げられ、市場が拡大しつつありました。しかしながら、市場拡大の頭打ちが想定されており、参入メーカーの増加によるブランド淘汰も予想されています。

近年の甘酒の月別販売推移によると、2016年から継続して前年を超えていた甘酒市場は、2017年12月についに前年割れをしました。2017年の6、7、8月ごろは、前年比160%を超えていましたが、同年10、11、12月になると同比107%へ低下。さらに、2018年1〜3月は同比85%ほどに減少しています。前年が伸びすぎだったという見方もできますが、鈍化は見過ごせません。

こうした現状から、当社の店頭プロモーションの課題として考えられるのは、催事に合わせた提案が中心になり、単発的な企画が多いことです。「寒のたまご甘酒」「健康新生活」「ひなまつり」「夏バテ対策」といった季節や催事に合わせたものが多く、継続した甘酒の飲用を促す効果は乏しかったと考えております。

これらの課題を改善するべく、毎日1杯の甘酒を飲用するリピーターを獲得できる企画を募集します。店頭か、オンライン施策かといった手法は問いません。

甘酒市場は7年で約8倍に

甘酒の主なチャネルは、スーパー、コンビニ、ホームセンター、ドラッグストアなどです。国内の甘酒市場は、2010年は30億円強でしたが、2017年は250億円弱と急伸しました。

甘酒のメーカー別シェアは、森永製菓、メロディアン、マルコメと続いて、大関は7番目で3%強です。市場拡大に伴う参入メーカー増に伴い、シェアが下がっている傾向にあります。

この市場拡大の理由は2点あると考えています。ひとつめは、飲用時期の拡大です。体を温めるイメージが強く、冬場の飲料と思われていた甘酒ですが、栄養面にも視線が集まり、夏場の栄養補給にもよい嗜好飲料として、取り上げられるようになりました。ふたつめは、メディアの影響により美容・健康効果といったキーワードで飲用層が拡大したことです。

甘酒の飲用者は、男性が3割、女性が7割といった構成です。また10歳代~60歳代の世代別で見ると、男女共に年齢が上がるほど飲用率も高まり、60歳代が最も多くなります。

次ページ 「300年の歴史 日本酒製造の技術が詰まった甘酒」へ続く

第10回販促コンペの特設サイトはこちら