レッドブルは、なぜイベントを多数開催するのか?

アーバンスポーツの祭典「FISE Hiroshima 2018」より
写真:Naoki Gaman

自分自身もそこまでとは思っていなかったが、“レッドブル=イベント”というイメージが強いことを最近実感している。レッドブル・ジャパンを辞めてからも、多くの人から「イベントをたくさんスポンサーしていますよね?」「あれはどういう基準で選んでいるんですか?」といった質問を受ける。

レッドブルという企業においては、スポーツやカルチャーといった側面をマーケティングの主軸におき、そのシーン(コミュニティ)を巻き込んだ活動が多々あった。年間何十本というイベントを自社で主催するだけでも、相当な努力が必要だが、そこには常に「ブランドの認知向上X体験の場づくり」が目的にあり、最終的にはその活動が、ブランドの継続的な強化に繋がると実際に経験してきた。

そして、その大事な要素に、アスリートやアーティストの存在と、彼らとの対等な関係性がある。独立後、新しい環境に身を置きまだ1年も経っていないが、街、企業、コミュニティと日々接している中、今、客観的にその活動を振り返り、自分なりのユニークな切り口でこれからのブランドの在り方や、マーケティングやコミュニケーションについて考えていきたいと思い、まずはイベントマーケティングやスポンサーシップについて、今回は取り上げてみたい。

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長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)
長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)

AT&T、ノキアにて、情報通信及び企業システム・サービスの営業、マーケティング及び広報責任者を経て、2007年にレッドブル・ジャパン入社。最初の3年間をコミュニケーション統括、2010年から7年半をマーケティング本部長として、日本におけるエナジードリンクのカテゴリー確立及びレッドブルブランドと製品を日本市場で浸透させるべく従事し、その後独立。現在は2018年4月に設立された一般社団法人渋谷未来デザインの事務局次長兼プロジェクトデザイナー。

長田新子(一般社団法人渋谷未来デザイン 事務局次長兼プロジェクトデザイナー)

AT&T、ノキアにて、情報通信及び企業システム・サービスの営業、マーケティング及び広報責任者を経て、2007年にレッドブル・ジャパン入社。最初の3年間をコミュニケーション統括、2010年から7年半をマーケティング本部長として、日本におけるエナジードリンクのカテゴリー確立及びレッドブルブランドと製品を日本市場で浸透させるべく従事し、その後独立。現在は2018年4月に設立された一般社団法人渋谷未来デザインの事務局次長兼プロジェクトデザイナー。

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