ブランド総合研究所(東京・港区)は10月15日、「地域ブランド調査2018」から都道府県別および市区町村別の魅力度を示すランキングを発表した。都道府県別ランキングでは1位が北海道で、10年連続の首位。北海道は魅力度以外の指標でも観光意欲度や食品想起率、地域資源評価項目の中の「海・山・川・湖などの自然が豊か」などでも10年連続で1位だった。市区町村別ランキングでは、函館市が2016年以来5度目の首位となった。
都道府県別では、この10年で最も点数を伸ばしたのは2015年に北陸新幹線が延伸開通した石川県で、2009年の17.4(17位)から2018年の25.7(11位)と8.3ポイント上昇している。
市区町村別の2位は前年1位の京都市で、3位は札幌市と続いている。また、県よりも市の魅力度が高い傾向が顕著だったのは栃木県日光市や兵庫県神戸市。これらの県は、県内の高い評価の市区町村や地域資源が県のイメージとしては想起されていないことなどが考えられる。
調査では国内1000の市区町村および47都道府県を対象に、認知度や魅力度、イメージなど全84項目から地域のブランド力を評価した。今年で13回目となり、全国の消費者3万24人から回答を得た。
調査結果は以下の通り。
◆都道府県魅力度ランキング
順位 都道府県名 魅力度
1(1) 北海道 59.7
2(2) 京都府 52.2
3(3) 東京都 41.9
4(4) 沖縄県 41.2
5(5) 神奈川県 36.7
6(6) 奈良県 32.6
7(7) 大阪府 31.8
8(8) 福岡県 28.1
9(9) 長野県 26.4
10(11) 長崎県 26.3
11(10) 石川県 25.7
12(12) 兵庫県 24.7
13(14) 静岡県 24.3
14(13) 宮城県 23.5
15(15) 愛知県 23.2
16(19) 千葉県 21.1
17(16) 広島県 20.2
18(18) 鹿児島県 20.1
19(17) 青森県 19.0
20(19) 宮崎県 18.8
◆市区町村魅力度ランキング
順位 市区町村名 魅力度
1(2) 函館市 50.0
2(1) 京都市 48.1
3(3) 札幌市 46.8
4(4) 小樽市 45.5
5(7) 神戸市 41.5
6(6) 横浜市 40.7
7(9) 富良野市 39.9
8(5) 鎌倉市 39.7
9(8) 金沢市 39.3
10(11) 仙台市 35.5
11(12) 日光市 34.3
12(21) 名古屋市 33.9
13(28) 石垣市 32.2
14(32) 伊勢市 31.3
15(10) 屋久島町 31.1
16(23) 長崎市 30.7
17(16) 熱海市 30.6
18(15) 軽井沢町 30.4
19(19) 別府市 30.0
20(24) 新宿区 29.5
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