dot by dot、PARTY New York、PARTY Taipeiが合併し、新しい組織「Whatever Inc.」としてスタートすることを発表した。
CEOを務めるのは、dot by dotの富永勇亮氏。また、同 小山智彦氏(Saqoosha)がCTOに、PARTY New Yorkの川村真司氏がCCOに就く。新組織ではCREATIVE COMMUNEを標榜し、従来の組織・形式・形にこだわらず、考え・作ることができるチームを目指す。新組織発足にあたり、同社では次のようにメッセージを発表している。
「自ら手を動かして作りたいクリエイティブエージェンシーPARTYと、自分たちの頭で考えたいプロダクションdot by dot。わたしたちに共通して言えるのは「考えて、作りたい」人の集まりだということ。なぜならそれこそが、夢のようなアイディアを夢のような形で実現できる唯一のつくり方だからです。
これを標榜しているエージェンシーやプロダクションはたくさん出現していますが、残念ながらこれを本当に実現できているチームは、世界を見渡してもまだほとんど存在しません。わたしたちは東京、ニューヨーク、台北、ベルリンを拠点として、日本のみならず世界をもフィールドと定め、「考えて作る」ことの力を実証していきたいと思っています」
「Whatever」は、「なんでも」「どんなものでも」という意味で、同時に「どうでもいいよ」「知ったこっちゃないよ」という意味を持つ言葉。どんなものでもハイクオリティに作れるという自負と、逆にレッテルやカテゴリーなどは関係ないという意味を込めたかったという。
創設メンバーとして、dot by dot、PARTY New York、 PARTY Taipei各社のメンバーが合流。東京の拠点は、これまでdot by dotのオフィスがある渋谷となる。
マーケティング、ブランディング、コンテンツの企画・開発、サービス・商品開発など旧来の枠にとらわれないジャンルレスなクリエイティブ課題に対して、世界的に評価されている企画力・クラフト力を持つメンバーと、最新の技術を駆使した開発を実行できるメンバーが共同で携わることで、「世界の誰も見たことがないけれど、世界の誰もが共感できる」ようなアイデアを企画・制作していく考えだ。
また、dot by dot がスタートさせた所属クリエイター制度(フリーランス、アーティストなどの個人活動と会社員とのハイブリットな働き方ができる制度)をCo-creator制度として今後、さらに進化させていく。
※「ブレーン」2月号の青山デザイン会議にて、川村真司氏、富永勇亮氏他、石原篤氏(ISHI inc.)と橋田和明氏(HASHI inc.)が新しい組織の立ち上げについて座談会を行っています。
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