東京コピーライターズクラブ(TCC)は、2019年3月で仲畑貴志氏が退任し、4月より新会長に谷山雅計氏が就任することを発表した。
2007年より12年間にわたりTCC会長を務めた仲畑氏は退任にあたり、同会員に向けて「会長辞退の報告」としてメッセージを送った。
東京コピーライターズクラブ会長辞退のご報告。
昨年、諸団体の会長や理事が問題を起こすこと多々ありました。
わたしも、会長を長く続けますと、イケナイことをしそうなので、
この辺りで、辞退させていただきます。
東京コピーライターズクラブへは、今後とも宜しくお願い致します。
コピーライター仲畑貴志
本年度より会長に就任した谷山雅計氏は、1997年に博報堂から独立し、谷山広告を設立。
これまでの仕事に、「マルちゃん正麺」(東洋水産)、「ガス・パッ・チョ!」(東京ガス)、「TSUBAKI」(資生堂)、「Yonda?」(新潮文庫)などがある。
谷山氏は新会長就任にあたり、TCC会員に向けて次のようにメッセージを送った。
このたび、TCCの会長を務めさせていただくことになりました谷山です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
コピーライター・CMプランナーといった職業の価値を輝かせるのは、まず第一には個人の「仕事」だと私は考えます。
「すごいコピーだなぁ」「こんなアイデアをよくぞカタチにしたものだ!」と人々を驚かせることは、クラブという組織にはそれほどできない。
けれど一方で、900人以上の会員がまとまってこそやれること、広告って素敵なものだともっと世の中に感じてもらえる活動には、様々な可能性があるはずだと思います(もちろん、TCC賞や年鑑の発刊もそのひとつでしょう)。
そんな、個人ではできない試みの部分で、会員のみなさまの「これをもっとこうしたいんだけど」をお手伝いしていくことが、私の役割ではないかと感じています。
非力ながら、「みんなに上手に使ってもらえる」会長を目ざして、これからの2年間働きます。
もう一度。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2019年3月 谷山雅計
なおTCC副会長には、福里真一氏と箭内道彦氏が就任する。
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