クリエイティブとお金の話。 一人ひとりに合った働き方と4つの選択肢

【前回コラム】「クリエイティブの世界もこんなに違う!?日本とグローバルの働き方の違いを徹底分析」はこちら

どうも、こんにちは。クリエイティブスタジオ「Death of Bad」の曽原剛です。

おかげさまで本コラムも3回目を迎えました。前回は、広告クリエイティブビジネスにおける日本と米国・グローバルの働き方の違いについて、「コンセプトとコンテクスト」「仕事のスピード感」「ジェネラリストかスペシャリストか」の3つの観点からお話しました。

今回は前回同様、働き方をメインに「報酬体系の違い」「キャリアの選択肢」の2つを取り上げたいと思います。

今回のテーマは、皆さんが将来、私と同じグローバルな世界で広告クリエイティブの職に就くことになったとき、おそらく最初に突き当たる“壁”になるでしょう。本コラムが少しでも皆さんのキャリア形成の役に立てれば幸いです。

「フィー」?「コミッション」?変わりゆく報酬体系

かつては、「日本のエージェンシーはコミッション制、米国・グローバルはフィー制」という明確な違いがありましたが、それも過去のこと。日本でも、マスメディアの扱いを前提としたコミッションビジネスからの脱却が、特に大手エージェンシーの間では最重要課題として語られ始めています。他にも、レベニューシェアやストックシェア、IPのパーセンテージシェアまで、さまざまな報酬体系が検討・試行・実施されています。

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曽原 剛(Death of Bad)
曽原 剛(Death of Bad)

1999年博報堂入社。コピーライターとして7年間在籍したのち、2006年にロサンゼルスのTBWAに移籍。Appleや日産など数多くの有名企業のクリエイティブを手掛けた。その後、2014年に日本に帰国し、J. Walter Thompson Japan のエグゼクティブ クリエイティブ ディレクターに就任。2018年には、ロサンゼルスのTBWA\Media Arts Lab時代の同僚、ジョン・ランカリック氏と共同でクリエイティブスタジオ「Death of Bad」を立ち上げた。

曽原 剛(Death of Bad)

1999年博報堂入社。コピーライターとして7年間在籍したのち、2006年にロサンゼルスのTBWAに移籍。Appleや日産など数多くの有名企業のクリエイティブを手掛けた。その後、2014年に日本に帰国し、J. Walter Thompson Japan のエグゼクティブ クリエイティブ ディレクターに就任。2018年には、ロサンゼルスのTBWA\Media Arts Lab時代の同僚、ジョン・ランカリック氏と共同でクリエイティブスタジオ「Death of Bad」を立ち上げた。

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「ロサンゼルスの現場から。~日本語しかできなかったコピーライターが、気付いたら、LAでクリエイティブスタジオを設立していた話~」バックナンバー

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