レジ袋有料化スタート!コンビニのコミュニケーションはどう変わるのか

いよいよレジ袋有料化、各店舗の様子は?

昔取った杵柄でマーケティングを兼ねて、月に1回程度各コンビニチェーンでお手伝いをさせてもらっています。

コンビニは、子供からお年寄り、ジェンダーレスで日本に住んでいるほとんどの人が利用しているため、レジに入ると日本の空気感が分かります。マーケティングに携わる人間としては宝の山のような場所です。首都圏の店に入ることがほとんどですが、「近畿圏や地方でもレジに入ってみたいな」との欲望が近頃ヒシヒシと湧いています。

この連載では、日頃直面しているコンビニ業界の問題に対し、今実践している取り組みを実際の店舗取材を経て、紹介していきます。世代問わず、誰もが利用し、インフラとなっているコンビニは、日本がこれから抱えることになるであろう問題が最初に露呈する場所です。あなたの「社会課題解決」のヒントとなれば嬉しいです。

さて、7月1日からレジ袋有料化となりました。私は脱プラスチックの観点から賛成なのですが、展開前各チェーンの仲良いオーナーの方々と議論すると、接客トラブルが多発するのでは無いかと戦々恐々な状況でした。しかしながら杞憂に終わり、一部クレーマーへの対応を除き大きな混乱無くスタートしました。国の方針ということで、顧客も一定の理解を示していると見受けられます。

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渡辺 広明(マーケティングアナリスト やらまいかマーケティング 代表取締役社長)
渡辺 広明(マーケティングアナリスト やらまいかマーケティング 代表取締役社長)

静岡県出身。大学卒業後の1990年ローソンに入社。横浜地区の店舗で店長を務めた後、バイヤーとして22年間、メーカーのマーケターとして7年間従事。その間に約600種類の商品開発を手掛ける。2012年からpdcで2年間勤務。その後TBCグループのインセルを経て2019年3月より現職。フジテレビ『ホンマでっか!TV』やNHKラジオ『すっぴん』フジテレビ『Live News α』など、流通ジャーナリストとして各種メディアで活動。近著に『コンビニが日本から消えたなら』(KKベストセラーズ)。

渡辺 広明(マーケティングアナリスト やらまいかマーケティング 代表取締役社長)

静岡県出身。大学卒業後の1990年ローソンに入社。横浜地区の店舗で店長を務めた後、バイヤーとして22年間、メーカーのマーケターとして7年間従事。その間に約600種類の商品開発を手掛ける。2012年からpdcで2年間勤務。その後TBCグループのインセルを経て2019年3月より現職。フジテレビ『ホンマでっか!TV』やNHKラジオ『すっぴん』フジテレビ『Live News α』など、流通ジャーナリストとして各種メディアで活動。近著に『コンビニが日本から消えたなら』(KKベストセラーズ)。

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