MR技術で日本を体験できる「羽田出島」開業、1→10と市川海老蔵らが企画

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羽田空港を管理運営する日本空港ビルデングと、同社グループの羽田未来総合研究所は9月19日、ワントゥーテン(1→10)と共同で空港近くに商業施設「羽田出島」を開業する。施設内ではMR(複合現実)技術を活用したコンテンツ「The Heart of ZIPANGU」などデジタル体験を楽しむことができる。

9月17日に開催した発表会。1→10の澤邊芳明社長、市川海老蔵さん、羽田未来総合研究所 代表取締役社長執行役員の大西洋氏、演出家の植木豪さんやパフォーマーが登壇。

「羽田出島」は天空橋駅直結の羽田イノベーションシティ内にある。

本企画のエグゼクティブプロデューサーは1→10の澤邊芳明社長が務め、エグゼクティブアドバイザーとして市川海老蔵さんが参画。両者は2018年に松竹製作『通し狂言 源氏物語』の映像演出・制作で手を組み、イマーシブ(没入型)プロジェクションを実施した実績がある。

「The Heart of ZIPANGU」の企画はインバウンドの需要を見込み、2019年4月に始動した。コンセプトは「開国しなかった日本」。コンテンツの尺は1回あたり約30分で、MRグラスを通して日本の伝統と革新が融合した架空の世界が展開される。MRは仮想現実と現実世界を重ね合わせる技術であり、仮想の世界と出演者によるパフォーマンスが融合する形だ。演出や構成はブレイクダンス世界一などの実績で知られる、演出家の植木豪さんが手がけた。

9月17日に開催された記者発表会で、澤部社長は「私が知る限り、160台の装置を使っているMR施設は初。高度に発達した科学技術は魔法と区別がつかない。まさに魔法の時間を楽しんでほしい」と呼びかけた。市川さんは「仮想現実の活用は今後必須。若い世代だけでなく、新しい技術に抵抗があるような上の世代も仮想現実をぜひ体験してほしい。『羽田出島』の施設全体では足湯や自動運転の体験なども提供しているので、広い世代に来てもらって体感してもらえたら」とコメントした。

「羽田出島」は京急・東京モノレールの天空橋駅と直結する「羽田イノベーションシティ」の2階にオープンする。羽田未来総合研究所 代表取締役社長執行役員の大西洋氏も発表会に登壇し、「アート、文化、テクノロジー、まちづくりに貢献できる施設をつくりたいという思いで羽田未来総合研究所を立ち上げた。先端技術や未来型の街づくりを羽田周辺で行うというのが、羽田イノベーションシティのコンセプト。出島はその中で重要な役割を担っている」と説明した。

当面は新型コロナ対策で、1回あたりの観覧者を12人に限る。前売券は高校生以上が3190円(当日3850円)、4歳~中学生は1650円(当日も同じ)。

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