東京藝大の門に“桜”出現でX拡散 ケルヒャーの洗浄アートが話題

東京藝術大学(東京・台東)の門に描かれた“桜”が話題を集めている。手がけたのは、ドイツ清掃機器大手ケルヒャーの日本法人ケルヒャー ジャパン(横浜市)。同社は4月14日、汚れた壁面や床面をキャンバスに見立て、洗浄によって絵柄を浮かび上がらせながら企業や団体の魅力を伝える「ケルヒャー洗伝プロジェクト」を始動した。第1弾では上野・浅草エリアで複数の洗浄アートを展開したが、なかでも入学シーズンに合わせて東京藝術大学 上野キャンパスの大学美術館の門に施した桜のデザインが、SNS上で目を引く存在となっている。

門に描かれた桜

同プロジェクトは、汚れを落とす過程でアートを描き出す「リバース・グラフィティ」の手法を用いたものだ。ケルヒャーがグローバルで進めてきた文化貢献活動を起点に、日本独自の取り組みとして展開する。街の“洗浄”と企業・団体の“宣伝”を組み合わせる発想が特徴で、行政、自治体、企業、教育機関などとの連携を想定している。洗浄アートを施した場所は、後日完全に洗浄することを基本としており、プロジェクト全体を通じて「クリーンな世界」の共創を掲げる。

ケルヒャー ジャパンの公式Xでは、東京藝術大学での桜アートを紹介する投稿が拡散。177万インプレッションに到達した。コメント欄には「面白い」「これは素晴らしい〜」といった反応も並んだ。さらに別の関連投稿でも、「さすが東京藝大」「汚れを活かしたセンスが最高」「引き算の美学こそ、ニッポンぽい」「ケルヒャーいい仕事する」といった声が見られ、単なる清掃ではなく、景観と季節感を生かした表現として受け止められていることがうかがえる。

今回の「洗伝プロジェクト」第1弾では、東京藝術大学のほか、ドン・キホーテ浅草店では公式キャラクター「ドンペン」をモチーフにした洗浄アート、浅草花やしきでは発祥の地とされる「パンダカー」を階段周辺に描いた。

また同社は、栃木・足利の松田川ダムに巨大な「侍」を描き出した「BRING BACK THE SAMURAI」の制作過程や完成後の様子もXで継続発信している。こうした大型案件で培った“洗浄を見せる”表現を、より都市生活者に近い上野・浅草エリアへ展開したのが今回の動きともいえる。

  • 壁に描かれたドンキホーテのイラスト
  • 踊り場の床に描かれたパンダのイラスト
ダムの壁に描かれた歴史的人物の絵

ケルヒャー ジャパンは今後、日本各地で継続的に洗伝アクションを展開する方針だ。あわせて、洗浄してほしい壁面や床面を持つ建物オーナーや、リバース・グラフィティの掲出を希望する団体からの募集も、公式SNSを通じて始めた。

洗伝projectのビジュアル
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