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コラム

ビデオコミュニケーションの21世紀〜テレビとネットは交錯せよ!〜

YouTubeは「第6のテレビ局」になろうとしている。

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地上波テレビ局も制作力を生かしてYouTubeで提供番組を作ればいい!

ところでこの連載の去年の7月の記事は読んだでしょうか?

ネット広告はテレビ広告を超えたけど、ネットメディアはマスメディアを超えたのか?

この記事の最後の方で、こんなことを書いています。

YouTubeでテレビみたいなことができるんじゃないかと思うんです。YouTubeの広告は勝手につけられちゃうけど、それとは別にテレビの一社提供番組のように、特定の企業がスポンサードしてブランドの世界観や理念に見合った番組を作って配信する。

「Win Win Wiin」はまさにその具体です。私は、そのうち出てくるでしょう、というつもりで書いたのですが、想像よりずっと早く具体例が登場したので驚きました。

今年以降、「Win Win Wiin」的なYouTubeでの広告事例はもっと出てくるでしょう。YouTubeは地上波テレビほどのリーチ力はまだありません。でも特定のコンテンツを好む特定のオーディエンスと接触できる場にはできます。「Win Win Wiin」よりさらにブランドに即した、あるいはターゲットの興味に即した番組を企画すれば的確なターゲティングをした広告展開は可能なはず。

そんな話をある企業の方としていたら、いみじくもその方がおっしゃいました。「私たちはYouTubeを第6のテレビ局と捉えています」なるほど、と思いましたね。私は今年、そんなことを企業の皆さんに提案していこうと考えています。

こんなことを書くと、地上波テレビ局の方はがっくりきそうです。いよいよネットにお株を奪われるのか、と。いえいえ、違いますよ。逆です。地上波テレビ局はそのノウハウや制作力、スポンサーからの信頼を生かして、YouTubeで提供番組を作ればいいんです。私は3月にそんな趣旨のウェビナーをやるので、私のツイッターを追ってみてください。

メディアと人びとの関係にも、ニューノーマルがやってきました。これまでの常識が覆るかもしれない。でも、新しい発想が伸び伸び生かしやすくもなるのです。何がどう変わってどうなろうとしているか、見極めて楽しんでいきたいものですね!

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