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店舗でのPOP、パネル掲示を簡単に 手間とコストを減らす新素材

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店舗で展示品や壁に貼るPOPなどの掲示物は、どの様な素材にも貼ることができ、なおかつ剥がした際に商品・壁にキズを残さないようにする必要がある。貼り付けも剥がすことも簡単で、しかも再利用できる理想の素材が登場した。

「どんな素材にも貼りやすく剥がしやすい」「糊残りしない」が魅力のPRドット糊

エディオングループで、家電量販店「100満ボルト」を運営するサンキュー(本社:福井県)。同社は、「ホワイトメディアPRドット糊」を使用することで、POPなどの掲示物が「剥がしにくい」「跡残りする」という課題の解決に成功している。

「当社では現在、展示物は本社で一括して内製しており、それを各店舗でPOPとして家電などの展示品に貼るという方法を実施しています。白物家電など大型商品は、展示品をそのまま販売しているため、粘着力が強いシールだと剥がすときに跡が残ったり、商品にキズが付いたりする可能性がありました。

しかしホワイトメディアPRドット糊を採用してからは、貼り付けも剥がすことも楽になり、展示品への直接の掲示ができるようになりました。また剥がしても再利用ができるので、コスト面も抑えられています」と同社マーケティング部で販促を担当する堀内章二氏は話す。

サンキューでは、もともとPOPであっても「商品に貼る」行為は商品を汚すため、最小限にとどめてきた。しかし、PRドット糊によって糊残りが全くなく商品を汚さないため、POPの多用が可能になり商品の訴求力を高めた。

また、もうひとつの課題である一貫性のなさについても解決ができた。従来、メーカーが作成したPOPを貼ることがあったが、各メーカーが自社製品を引き立たせるため作成したPOPは、説明のポイントが違うため、一貫性がなかったのだ。

そこで顧客が見比べて商品の違いを実感できるように、ホワイトメディアPRドット糊を使用しPOPを自社で内製するようになった。

「その結果、店の装飾としてのPOPに統一感とクオリティーの高さを感じられるようになりました。またお客さまがこのPOPで事前に情報を確認したうえで質問してくれるので、店頭での業務改善にもつながっています」(堀内氏)。

展示している商品に直接貼ることができる「PRドット糊」。

現在店舗の出入口にはキャンペーンやセールを知らせる掲示物が多くある。PRドット糊は大理石などの壁面を含め、どのような壁、ガラスにも貼ることができるので今後はそれらの展示物にもホワイトメディアPRドット糊を利用するなど、使用場所を広げていく方針だという。

ー ラミネートなしで1年以上耐久

長期間の使用が可能で、しかも再剥離もできるホワイトメディアPRドット糊。開発したのはプラスチック製品の販売ならびに加工を手掛ける藤田産業だ。

「独自粘着剤(PR糊)はほとんどの壁紙・ウインドウなどに糊残りなく繰り返し貼り替えが可能です。様々なプリンターに対応し、高発色性を実現しました。また製作後の寸法安定性に優れ、印字後も収縮が少なく、独自の粘着技術により超易施工対応(エアフリー)になっています。さらに水にも強いので、ラミネートなしで雨風があたっても1年以上の耐久性を持っています」と、PRドット糊を開発した藤田産業取締役副社長の河野一昭氏は話す。

さらに現在、コロナ禍において「安心・安全」が求められる中、藤田産業はSIAAに認証された抗ウイルス・抗菌のラミネート「Virless™(ウィルレス)」を発売した。

Virless™は特定のウイルスを99%以上減少させ、フイルム表面上の細菌を99%以上除去します。またウイルスや細菌の減少を継続させ清潔状態を長期間にわたって維持します。

「ホワイトメディアPRドット糊とVirless™をセットで使用すると、清潔感が維持されるのでお客さまやお店にとって安心感を与えられるのではと思います」(河野氏)。

アルミ複合板の輸送に比べて約3分の1ほどの運賃で済む

ー 落下の危険性がなく作業が容易

サンキューでは家電量販店全店舗で、「あなたはこの店員を知人や家族に推奨したいか」というNPS(ネットプロモータースコア)アンケートを実施、CS(カスタマーサービス)の向上に役立てている。その際使用しているのが「NOALX™(ノアルクス)」だ。

「NOALX™に印刷し表面にカードケースに入れた各店舗の社員の顔写真とQRコードを貼っています。QRコードをスマホで読み取りアンケートに回答してもらう方式をとっています」(堀内氏)。

従来であれば、長期使用するものはアルミ複合板、短期間だと発泡パネルを使用していた。しかしアルミ複合板には重く落下の危険性もあり硬い素材なので怪我も心配、ファミリー連れが多く訪れる家電量販店としては懸念材料のひとつであった。

また「専用のウインドウフィルムは施工が外注になり、コストがかさむ」「合成紙は長尺で出力するとたわんでしまい、見栄えが良くない」などの課題も抱えていた。

一方、NOALX™は落下の危険性はなく、長期間使用することが可能で、制作も取り付けも簡単。さらに「印刷したらマット調な仕上がりで、高級感があります。たわみもありません」(堀内氏)。

大きな掲示物であっても簡単に実現できる「NOALX™」。

同製品の導入は、各店舗への輸送面でもコスト削減に役立っている。アルミ複合板などの板状の販促物の輸送は大型運賃を適用されていたが、NOALX™は、ロール状に小さく丸め、角潰れもないので簡易包装で送ることができるので、普通運賃が適用される。アルミ複合板の輸送に比べて約3分の1ほどの運賃で済むという。

ー 今年は製品に付加価値をつける

NOALX™はリサイクル可能な製品だ。「NOALX™はRPF(リサイクル固形燃料)にすることが可能で、ホワイトメディアPRドット糊も一緒に回収に出せばRPFにすることが可能です。NOALX™に関してはエビデンスもありますのでご安心して回収業者にご相談ください」(河野氏)。

藤田産業は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しており、ホワイトメディアPRドット糊およびVirless™、NOALX™(ノアルクス)の販売を通じてSDGsの各目標達成に努力している。その一環として、本製品をお客さまで回収、固形燃料にリサイクルできるRPFを推進している。

サンキュー
商品統括部
マーケティング部 マネージャー
堀内章二氏

 



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