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JAAが2021年度の方針発表、ニューノーマルに適したコミュニケーションを模索

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日本アドバタイザーズ協会(JAA)は4月14日、2021年度の事業説明会を開催。伊藤雅俊理事長は「新しい時代の生活者とのコミュニケーションのあり方について、一層議論を深めていく」と挨拶した。

冒頭で挨拶をした伊藤雅俊理事長。

専務理事の鈴木信二氏は本年度の事業活動の2つの柱として「ニューノーマルにおける生活者へのコミュニケーション最適化」と「グローバルで共通の社会課題の研究」を挙げた。

コミュニケーション最適化については、新設の「コミュニケーション戦略プロジェクト」の中で、多様化するコミュニケーションチャネル、グローバルブランディング、BtoB広告、の3つのテーマを研究していくとした。また、4月に事業開始した「一般社団法人デジタル広告品質認証機構(JICDAQ)」でも、デジタル広告におけるブランドセーフティーの確保とアドクラウドの排除に取り組んでいくと表明した。

グローバル課題に関しては、次の4つの方針を掲げた。➀ダイバーシティ委員会での研究活動の推進 ②国連女性機関(UN Women)と連携し広告におけるジェンダー平等を研究 ③テレビ・ラジオメディア委員会主導でJAA・JSE・民放連とともに字幕CMを普及 ④新設のSDGsコミュニケーション研究プロジェクトで企業事例を共有、である。

さらに鈴木氏は、この2つの柱のバックグラウンドとして、➀デジタル技術基盤の強化 ②環境問題を中心とした社会課題に取り組むムードの高まり ③委員会の再編と新規プロジェクトの立ち上げ、があるとした。

2021年度の委員会・プロジェクト運営体制は以下の通り。

・テレビ・ラジオメディア委員会
小出誠 委員長(日本アドバタイザーズ協会)

・デジタルメディア委員会
山口有希子 委員長(パナソニック コネクティッドソリューションズ社 常務 エンタープライズマーケティング本部長)

・プロモーションメディア委員会
水谷徹 委員長(サントリーコミュニケーションズ 代表取締役社長)

・プリントメディア委員会
田原光晃 委員長(日本たばこ産業 パブリックリレーション部長)

・クリエーティブ委員会
名久井貴信 委員長(味の素 アドバイザー)

・広告取引委員会
野澤英隆 委員長(ネスレ日本 マーケティング&コミュニケーションズ本部 媒体統括部 統括部長)

・ダイバーシティ委員会
幼方聡子 委員長(東レ 宣伝室長)

・協会運営サポート委員会
片上崇 委員長(味の素 理事 広告部長 兼 オリンピック・パラリンピック推進室長)

・コミュニケーション戦略研究プロジェクト
相川貴之リーダー(パナソニック ブランド戦略本部 コーポレート・コミュニケーション部部長)

・SDGsコミュニケーション研究プロジェクト
小和田みどりリーダー(ライオン サステナビリティ推進部 部長)

・人材育成プロジェクト
霜田朝之リーダー(オリエンタルランド 執行役員 マーケティング本部長)

・JAA広告賞プロジェクト
大畑俊樹リーダー(第一三共ヘルスケア 営業統括部 第一営業部長)