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サービス開発から伴走
のスマートスピーカーに続き、会話のキャッチボールという意味ではチャットボットもUXライティングが深く介在する仕事領域です。少し昔ですが身近な例では、マイクロソフトがOffice97のExcelに「オフィスアシスタント」として搭載されていました。あのイルカのことです。そして、2011年に発売されたiPhone 4sに搭載された「Siri」もチャットボットです。最近ではコールセンターやECサイトなどでも使われるようになりました。今後もスマホアプリやWebサービスでの導入拡大が見込まれるチャットボットの領域でUXライティングがもたらす影響について考察していきます。
ペアーズエンゲージというアプリがあります。マッチングアプリのペアーズを運営するからエウレカから生まれたサービスで、いわゆる「婚活アプリ」ではなく、「結婚コンシェルジュアプリ」と謳っています。その理由はコンシェルジュに相談できるチャットサポート体制を整えているところにあります。私はこのサービスにおける会話のキャッチボールを想定した展開フローや「チャットボットの人格設計」などの部分でお手伝いさせていただきました。
