14時間目:洗車で空手を教える。教科書を破らせる。他 ~ フィクションの中の伝説の授業

【前回コラム】「13時間目:マ、ツ、チの3文字で都鳥を描く?北斎の門人たちへの教え方」はこちら

イラスト:萩原ゆか

事実は小説より奇なり。なんてよく言うけれど。

実際、事実とフィクション、どっちが奇なのだろうか?そんなのズルいと言われそうだけれど、僕はどっちも同じく奇かなと思う。

現実の世界と想像の世界は、どちらが面白いかを常に競い合い、インスパイアし合う関係にあるんじゃないか。というのは、古今東西から実在の「伝説の授業」を集め、それをヒントに面白いクリエーティブな授業や問題を作り出す「変な宿題」プロジェクトを立ち上げようとしていた時、1つの大きなアイデアをくれたのは、フィクションの中の教育だったからだ。

小説、漫画、映画やドラマで、学校が舞台だったり、教育に関する物語は、ほんとに枚挙にいとまがない。若干フィクションとノンフィクションがごっちゃになるが、いまパッと思いつくものを挙げても「3年B組金八先生」「GTO」「学校へ行こう」「ごくせん」「二十四の瞳」「まあだだよ」「スラムダンク」「ハリーポッター」「ちいさな哲学者たち」「みんなの学校」「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」「Most likely to succeed」etc。みなさんも頭の中にスラスラとたくさん出てくるのではないだろうか。

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倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)
倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)

2000年電通入社、クリエーティブ局配属後、多数の広告を制作。2005年に電通のCSR活動「広告小学校」設立に関わった頃から教育に携わり、数々の学校で講師を務めながら好奇心と発想力を育む「変な宿題」を構想する。2014年、電通社員の“B面”を生かしたオルタナティブアプローチを行う社内組織「電通Bチーム」を設立。2015年に教育事業として「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」を10人の社員と開始。以後、独自プログラムで100以上の授業や企業研修を実施。2020年「変な宿題」がグッドデザイン賞、肥前の藩校を復活させた「弘道館2」がキッズデザイン賞を受賞。

倉成英俊 (Creative Project Base 代表取締役/ アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所所長)

2000年電通入社、クリエーティブ局配属後、多数の広告を制作。2005年に電通のCSR活動「広告小学校」設立に関わった頃から教育に携わり、数々の学校で講師を務めながら好奇心と発想力を育む「変な宿題」を構想する。2014年、電通社員の“B面”を生かしたオルタナティブアプローチを行う社内組織「電通Bチーム」を設立。2015年に教育事業として「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」を10人の社員と開始。以後、独自プログラムで100以上の授業や企業研修を実施。2020年「変な宿題」がグッドデザイン賞、肥前の藩校を復活させた「弘道館2」がキッズデザイン賞を受賞。

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