【第4回】企画選び、方向性で見るか? 個々の内容で見るか?

【前回】「全員が納得して優れた企画を選び出す、そんな方法を必死に考えた」はこちら

これまでのあらすじ

前回

は、クリエイターから販促コンペを通じて応募・提案された企画について、社内のメンバー全員が納得の上で選び出す方法について述べた。今回はその後編という位置づけで、具体的に数をしぼっていくことについてお伝えしたい。

先に、販促コンペにおける各賞の決定までをご紹介しておくと、

(1)私たちが受け取った企画を検討し、「協賛企業賞」を決める

(2)審査員による一次〜三次審査、そして最終審査会にてグランプリ以下主要3賞を決める

という2つの流れがある。それぞれの流れは独立しており、(1)に審査員の方々が、逆に(2)に我々協賛企業が意見をさしはさむことはない。前回と今回、お話しするのは、(1)についてである。

(1)では、「協賛企業賞」を決めていく前に応募者から企画についてのプレゼンテーションを受ける機会がある。そこでまずは、プレゼンを受ける案を5本程度に絞ることになる。その5案を選び出すにあたり、我々には二通りの考え方があった。

どのように選び出していったのか、その最後の様子を紹介したい。

頂上決戦までの道

集まった企画をざっと読んでみると、似通った案が多いことに気付いた。そこで企画をグルーピングしてみると、ざっくり10種ほどの方向性に分けることができた。しかも全提案の6割以上は、いずれかの方向性に当てはまった。

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川部篤史、都留由佳梨(アイセイ)
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