アダストリアは10月27日、オンラインストア「.st（ドットエスティ）」のテレビCMの放送を始めた。イメージキャラクターには、人気歌手グループ「嵐」の二宮和也さんを起用した。

「ドットエスティ」はアダストリアのブランド30超を販売する自社ECで、同社の注力領域のひとつ。新型コロナウイルス感染症のさなかでも、主力ブランドの「グローバルワーク」がネット販売と郊外店舗が貢献し、回復をけん引した。ネット販売では「ジーナシス」なども好調だという。

アダストリアの2022年2月期上期の国内EC売上高は前年同期比108.3％の273億円で、「ドットエスティ」同売上高構成比は17.2％を占める。会員数は前期末から100万人増え、約1270万人となった。毎週定期的にリアルタイム配信を実施して新規客の獲得に務めている。ことし5月にオープンしたWebと連動した実店舗も、売上高は予算費で131.5％、試着予約をする人の客単価が通常より2〜3倍と、順調なすべり出しを見せた。

発表会では「実際にファッションのイメージがないので、オファーするのを誰かと間違っているのではないかと思いました。ドッキリなんだよな多分、って」と告白。過去のライブ映像を見ても一人だけ常に同じような装いだったと言い、「『私服が中学生』は本当に言われています」と明かした。

「ドットエスティ・私服が中学生」編では、「私服が中学生」と言われ落ち込んでいた二宮さんが、ドットエスティで“どっと変わった”とアピール。「何か違うなぁ」篇でも、「どっと変わったこと」をコーディネートで悩む女性の前で高らかに歌い上げ、”ドヤ顔”を決める。二宮さんは「ドットエスティ」のスマートフォンアプリ内で配信する動画にも起用。ポイントキャンペーンも実施し、「ドットエスティ」の利用の拡大を図る考え。テレビCM2編は、関東・関西エリアのほか、札幌、静岡、名古屋、広島、福岡でオンエアする。