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【上海&日本発】ヤングスパイクスで敗退した姉弟チームの反省会

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(左)弟の蓮田潤、(右)姉のRen Hasuda(蓮田真優美)です。

はじめまして、こんにちは!蓮田姉弟(実の姉弟)です。私たちは、先日行われたアジア太平洋地域の広告アワード「スパイクスアジア」の若手向けコンペ「ヤングスパイクス」のインテグレーテッド部門に出場しました。

日本での国内予選では、ゴールド2チームのうちの1チームとして勝ち抜き、姉弟のタッグで日本代表として出場、そして見事……敗退しました(泣)。今回はそんな私たちの敗因を、ヤングパイクスを振り返りながら反省会を兼ねてお届けしたいと思います。

本題に入る前に、まずは少しだけ私たちの自己紹介を。

直近のツーショットが、これしかありませんでした……(地元大阪にて、母撮影)

大広で、プランナーをしているRen Hasuda(蓮田真優美)と申します(写真左)。本名がなんだか気恥ずかしいので、Renという名前で活動しています(笑)。現在は中国・上海で海外駐在中、日本と中国を行き来して働いています。一方、弟の蓮田潤(写真右)は新卒で電通に入社し営業を経験したのち、現在はA.T.カーニーでコンサルタントをしています。

弟が広告業界に入ることが決まってから、「カンヌ現地の土を踏むぞ!」を合言葉に、広告業界の頂点を目指し切磋琢磨してきた私たち。そして今回、ようやく日本代表に選ばれました。

2人でタッグを組んでヤングライオンズ国内選考会に挑むのは、実は今回が3回目。1回目は企画書の時点で敗退、2回目は日本代表選考PR部門でショートリスト入り。そして今回、3回目でついにインテグレーテッド部門でゴールドを受賞。初めて、日本代表としてヤングスパイクスへの切符を手にしました。

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シンガポール現地に行けなくても
オンラインだからできることがある、はず!

今回のヤングスパイクスは、国内選考も本戦もオンラインでの開催となりました(シンガポール現地に行きたかった……!)。国内選考の課題は「先進国の孤独な人をどうすれば減らすことができるのか?」。

 
私たちが企画したのが「MUSCLE VACCINE」です。日本語にすると「全人類ムキムキ筋トレ計画」。地球上すべての人が毎日筋トレに励めば、身も心もマッチョになって孤独とおさらばできる!というアイデアです。この企画を提出し、インテグレーテッド部門でゴールドを受賞することができました。審査員の皆さんからは「ぶっ飛んだアイデア」「クレイジー!」とありがたい講評をいただき、念願の日本代表になることができました。

そこから、いよいよヤングスパイクス本戦に向けての準備が始まったわけですが、本選までに注力したのは「オンラインでのプレゼン訓練&アイデア出し」です。

深夜に眠くなりながらZoomでディスカッションしている様子。

私は仕事の都合上、ヤングスパイクス本戦のタイミングは上海にいなければなりませんでした。そのため弟とのアイデア出しもオンラインですることに。これがまたかなり難しく……。対面でのアイデア出しだと身振り手振りや雰囲気で伝えられるところが、オンラインだと全然伝わりません。

またアイデアへの批判や意見も、対面だと柔らかく伝わるのにオンラインで文字になるとどこか冷たく伝わってしまうこともあり、何度も口論に……。

姉「こんなアイデアで伝わるわけないやん!?(怒)」
弟「これじゃあ絶対人は動かん!!!」
 (怒ってZoom退室)

身内ならではのド直球の議論を何度も繰り返しながら、何とかオンラインのサービスを活用してスムーズにアイデア出しができるよう、じっくりと訓練を重ねました。

また画面越しで伝わる情報には限りがあるため、どうすれば伝わるプレゼンになるのかも頻繁にZoomを繋いでは研究しました。国内選考のインテグレーテッド部門審査員長を務めていた木村健太郎さんにも、Zoomを繋いで本戦前にアドバイスをいただき、オンラインならではのプレゼンのコツや、本戦に挑む上での心構えを伝授いただきました。

本戦時ではSlack上でアイデアを出し合いながら進めました

次ページ 「本戦のリアルな課題に苦戦、そして…」へ続く