SNSが生み出したのは、1億総発信者。マス時代には区別できた送り手と受け手が、今やすべての人がつくり手であり送り手側です。そんな中、プロの送り手(例えば広告や宣伝に携わる人たち)は、どんな技量をどの領域で発揮すればいいのでしょう? UXやCXという新しいスタイルを取り入れたり、フルファネルに対応するためデータ・テクノロジーとの融合を進めたり…。
ですが、よくよく考えると、やろうとしていることは大きく変わったわけではありません。日々、「インパクト」を求め「クリエイティビティ」を発揮し「ブランド」体験を推進しています。だからこそ、考えの起点となるワードの意味や理解を深めることが必要かつ有効なのでは…。
そんな風に思うタイミングでコラムをお借りできたので、思い切ってプロの送り手の方に向けてお話します。新年度が始まった折、新人の方も大歓迎です。とはいえ釈迦に説法・耳タコ話も多々あるかと思いますが、どうかご容赦ください。いい広告をつくるための全7話、ぜひご一緒に。
まず、「いい広告」を思い浮かべてください。
TVCMでもポスターでもキャンペーンでも、もちろんご自身が手がけられた仕事もOKです。いい映画、いいクルマは?という質問ならどうでしょう。賞を獲って興行成績No.1とか、高性能で装備も充実とか答えやすいかもしれませんね。いずれにしても、「好き」ではなく「いい」がポイントです。
KAIGI IDにログインすると、すべての記事が無料で読み放題となります。
「AdverTimes. (アドタイ)」の記事はすべて無料です
会員登録により、興味に合った記事や情報をお届けします
内田しんじ(DENTSU ONE CHINA(広州)/ ECD)
内田しんじ(DENTSU ONE CHINA(広州)/ ECD)
うちだ・しんじ/大学在学中よりコピーライター@プロダクション(1984-89)からスタートし、DY&R(1989-’99)→TBWA/JAPAN(1999-’04)ECDを経て電通へ。現在、DENTSU ONE@広州(2020-)。外資系と電通でほぼ半々(約15年ずつ)のキャリア。3つの代理店で3つのクルマ(VOLVO→NISSAN→Honda)を担当。ウイスキーやコニャックを担当するも下戸。1988年度TCC新人賞(講談社)、1994年カンヌシルバー(スーパーニッカ)、2000年朝日広告大賞(アップルコンピュータG3)、2003年カンヌファイナル(フリスク)、2004年アドフェストブロンズ(NISSANカウゾー)、2011年ギャラクシー賞(AC公共広告機構)、2013年ACC+ADCグランプリ(Honda負けるもんか)、2018年中国国際広告賞ゴールド(Acura China)など受賞多数。2013年全広連広告大学・夏期セミナー講師。
内田しんじ(DENTSU ONE CHINA(広州)/ ECD)
うちだ・しんじ/大学在学中よりコピーライター@プロダクション(1984-89)からスタートし、DY&R(1989-’99)→TBWA/JAPAN(1999-’04)ECDを経て電通へ。現在、DENTSU ONE@広州(2020-)。外資系と電通でほぼ半々(約15年ずつ)のキャリア。3つの代理店で3つのクルマ(VOLVO→NISSAN→Honda)を担当。ウイスキーやコニャックを担当するも下戸。1988年度TCC新人賞(講談社)、1994年カンヌシルバー(スーパーニッカ)、2000年朝日広告大賞(アップルコンピュータG3)、2003年カンヌファイナル(フリスク)、2004年アドフェストブロンズ(NISSANカウゾー)、2011年ギャラクシー賞(AC公共広告機構)、2013年ACC+ADCグランプリ(Honda負けるもんか)、2018年中国国際広告賞ゴールド(Acura China)など受賞多数。2013年全広連広告大学・夏期セミナー講師。
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。