大企業所属のジャーナリストがいても、いいんじゃないの?
4月の中頃だったでしょうか。元テレビ朝日アナウンサー・富川悠太氏の話がいきなりネット上で盛り上がりました。公式ホームページを立ち上げ、その中で「トヨタ自動車株式会社の所属ジャーナリストとして新たな一歩を踏み出しました」と宣言したのです。これに人びとが驚き、様々な受け止め方をされたようです。私はまず面白そうだなあ、と思いましたし、「企業所属のジャーナリスト」ということにも興味を感じました。具体的に何をやるのか、期待しちゃう。
同じ日だったと思いますが、今度は株式会社ブランドジャーナリズムという会社発足のニュースも飛び込んできました。これはまた新鮮!ブランドジャーナリズムの概念はなんとなく知っていたつもりですが、そのものズバリの会社ができたとは。設立した3名が女性であることも加えて、これまた面白そうだと感じました。
この2つのニュースが同じタイミングだったのが、奇妙に響きあってネットで増幅されていきました。富川悠太氏の企業所属ジャーナリストの肩書と、ブランドジャーナリズムの社名が一緒くたになり、主にジャーナリストの皆さんの中で違和感を醸し出していったのです。
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境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。
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