ちょうどいい距離感を見極めること。―今野良介さんの返信術

デザイナーへの返信に関しては、「想定している読者と少しズレている」「本の内容より難易度が高く見える」など、編集目線のみのコメントにとどめます。色使いとか、フォントのバランスとか、デザインの専門的なことにはできるだけ口を出しません。知り合いのアートディレクターが、「デザイナーが作ったプロダクトのうち、消費者に理解してもらえるデザイン要素は全体の2割くらいだ」と言っていました。つまりデザイナーは専門家としてこちらの想像を遥かに超えた解像度で考え抜いてデザイン案を出しているので、編集者や消費者として「受け手としてはこう感じた」という目線でコメントするようにしています。

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編集者の「返信」の極意
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