サントリースピリッツが展開するウイスキー「トリス〈クラシック〉」は、4月中旬出荷分からラベルをリニューアル。ブランドの象徴である「アンクルトリス」のアイコンを大きく配すデザインに刷新している。

それに合わせて6月27日から、吉高由里子が出演するテレビCMを放映開始する。

主に30～40代の日々せわしなくも前向きに生きる人々に届くようにと制作された本CM。
BGMは共通して、アニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で用いられていた「葛飾ラプソティー」を、「トリス」バージョンの替え歌にして起用している。

「『人生』篇は、トリス的人生訓を話す吉高さん、そしてアンクルトリス渾身のイントロ演奏という構成に。また『おかえりトリス』篇は、地元の川沿いを彷彿とさせる情景が舞台。新ラベルをアピールしつつも、トリスブランドが支え続けてきた『何気ない一日のちょっとした幸せ』を描きました」と、電通のCMプランナー 茂庭竜太氏。

またコピーは両篇とも「人間っていいナ。」を採用した。

「ラベルの刷新に合わせて、コピーも原点回帰。永遠の名コピー『人間らしくやりたいナ』の現代版をつくりたい！ と考えを巡らせ、『人間っていいナ』にたどり着きました。世の中いいことばかりじゃない。生きていればいろいろある。でも1日の終わりにトリスハイボール。それだけで今日もいい1日だったな、なんて思えちゃう。CMの読後感もまさに『人間っていいナ』という気分になりました」（同 コピーライター 岩田純平氏）

「人間らしくやりたいナ」は1961年に発表された、開高健氏によるトリスのコピー。

『人間』らしくやりたいナ
トリスを飲んで『人間』らしくやりたいナ
『人間』なんだからナ

商品のリニューアルに合わせ、サントリースピリッツはプロントとコラボレーションし、６月末に東京・新橋で「トリスバー」のオープンを予定している。