取材費で飲み食いしていた私が、会社帰りに日比谷図書館へ通う理由

会食に限らず、支出に関しては1円から事前稟議が必要で、3社以上からの相見積もりが不可欠だ。そして事前に申請した金額をわずかでも超えようものなら、監査役から厳しい指摘が入る。

「会社の金という感覚ではなく『もし自分の財布から出すとしたら』と常に考えてほしい」と、CEOの山﨑敦義は事あるごとに社員に呼びかけている。ユニコーン企業だなどともてはやされてはいるが、バンバン利益が出ているわけではない。研究開発型の素材メーカーであり、いまだ先行投資の段階にある。株主から預かった大事な資金は、工場や研究所に無駄なく投じていくべきステージなのだ。

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深澤 献(TBM ブランド&コミュニケーションセンター長)
深澤 献(TBM ブランド&コミュニケーションセンター長)

ふかさわ・けん/広島県出身。株式会社TBMのブランド&コミュニケーションセンター長。1989年ダイヤモンド社入社。『週刊ダイヤモンド』でソフトウェア、流通・小売り、通信・IT業界などの担当記者を経て、2002年10月より副編集長。16年4月よりダイヤモンド・オンライン(DOL)編集長。17年4月よりDOL編集長との兼任で週刊ダイヤモンド編集長。19年4月よりサブスクリプション事業や論説委員などを経て、22年2月に新素材スタートアップのTBMに転じる。著書に『そごう 壊れた百貨店』『沸騰する中国』(いずれもダイヤモンド社刊・共著)など。趣味はマラソン。

深澤 献(TBM ブランド&コミュニケーションセンター長)

ふかさわ・けん/広島県出身。株式会社TBMのブランド&コミュニケーションセンター長。1989年ダイヤモンド社入社。『週刊ダイヤモンド』でソフトウェア、流通・小売り、通信・IT業界などの担当記者を経て、2002年10月より副編集長。16年4月よりダイヤモンド・オンライン(DOL)編集長。17年4月よりDOL編集長との兼任で週刊ダイヤモンド編集長。19年4月よりサブスクリプション事業や論説委員などを経て、22年2月に新素材スタートアップのTBMに転じる。著書に『そごう 壊れた百貨店』『沸騰する中国』(いずれもダイヤモンド社刊・共著)など。趣味はマラソン。

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