元経済誌編集長の人生マルチステージ化計画~50代からのライフシフト
深澤 献(TBM ブランド&コミュニケーションセンター長)
ふかさわ・けん/広島県出身。株式会社TBMのブランド&コミュニケーションセンター長。1989年ダイヤモンド社入社。『週刊ダイヤモンド』でソフトウェア、流通・小売り、通信・IT業界などの担当記者を経て、2002年10月より副編集長。16年4月よりダイヤモンド・オンライン(DOL)編集長。17年4月よりDOL編集長との兼任で週刊ダイヤモンド編集長。19年4月よりサブスクリプション事業や論説委員などを経て、22年2月に新素材スタートアップのTBMに転じる。著書に『そごう 壊れた百貨店』『沸騰する中国』(いずれもダイヤモンド社刊・共著)など。趣味はマラソン。
このコラムについて
メディア業界一筋。雑誌・オンライン媒体ともに経験してきた50代の元経済誌編集長が2022年2月、革命的新素材を扱うスタートアップへジョインした。新天地は、石灰石を主原料とする「LIMEX」で知られるTBM。約30年にわたり企業の成長・停滞・没落のケースをいくつも取材してきた経験から、なぜベンチャーのものづくり企業を第二のキャリアのフィールドとして選んだのか。「ライフシフト」を決意させた企業のビジョンや成長軌道の裏側とともに、メディアと広報の関係の本当のところ、メディア経験者のキャリアのこと、そして広報・ブランド責任者としての奮闘の日々を綴ります。
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「破り捨てたいのに絶対に破れない馬券」というアイデアのカラクリ
先日、社内の若手社員に「スタートアップに入って驚いたことって何ですか」と聞かれ、「やっぱスピード感かな、何事も走りながら考えるって感じ?」と答えたところ、「走りながら考える」という表現にピンと来なかっ...
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社員にとって最大の不幸は「企業理念に共感できない」会社に勤めること
【これまでのコラム】 ・創業108年の老舗出版社を「卒業」、10年目のスタートアップに「ジョイン」した ・50代半ばで出版社からベンチャーに転職した「ガソリンおじさん」の提供価値 ・メディアから企業広...
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スタートアップに飛び込んだ私は、60歳までに「100万人に1人」になれるか
TBMの同僚に、顔を見るたび、私の心をざわつかせる男がいる。わが子であってもおかしくないくらいの若い社員だ。彼が何かしたわけではない。非常に礼儀正しく、快活な好青年である。
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「アレオレ詐欺」という言葉がある。特にクリエイティブの業界で、誰もが知る大きな仕事について「あれ、オレがやった」という手柄話をする者の大半は、往々にしてプロジェクトの末端に関わっただけという現象を指す...
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メディアから企業広報に転じて3カ月「取材される側」となり思うこと
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50代半ばで出版社からベンチャーに転職した「ガソリンおじさん」の提供価値
真っ赤なマツダ・アテンザ。それが私の愛車である。いかにも広島出身者らしい、とよく言われるが、今回のテーマはそこではない。重要なのは、この車がディーゼル車であるという点だ。赤いマツダ車と広島の関連性にも...
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創業108年の老舗出版社を「卒業」、10年目のスタートアップに「ジョイン」した
編集者の中には、読んでない本について堂々と語る人がいる。私もそうだ。ベストセラー書籍の『ライフシフト』。最初に白状しよう。私はこの本を読んでいない。一応、手には取って、目次を見たあと、高速でページをめ...
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新コラム「元経済誌編集長の人生マルチステージ化計画~50代からのライフシフト」が...
2022年2月、ダイヤモンド社を卒業。創業10年目のスタートアップである株式会社TBMにジョインし、現在は同社のブランド&コミュニケーションセンター長を務めている深澤献氏による新コラムがスタートします...