明治は10月20日、東京メトロ大手町駅で「明治おいしい牛乳」の紙パック200本分から制作したOOHを公開した。同日の「リサイクルの日」に合わせ企画されたもので、紙パックのリサイクル率向上を呼びかけることが狙い。

「明治おいしい牛乳」の紙パックを材料に作られた大型の駅内広告。

近年、リサイクル素材を使った広告制作の取り組みが広がっており、過去には廃棄野菜を使ったOOHや、ポスターを再利用したOOHなどの事例がある。

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今回の明治の広告では「紙パック転職大作戦」と題し、リサイクルによってノートやトイレットペーパーの製造に再利用されている紙パックの様子を“転職”と表現。明治によると、飲料用紙パックの回収率はペットボトルの半分以下にとどまり、リサイクル活動の促進が課題となっていた。「リサイクル＝紙パックの新しい活躍の場」であることから、履歴書を用いた表現などによって紙パックの転職活動として物語を描いている。

 
また、9月30日から全5話のWebムービーを順次公開した。紙パックが動き出すストップモーション・アニメーションで、簡単にリサイクルの手順が学べるショートムービーとなっている。