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ネットもオールドメディアも勝者がいない!?メディアビジネス
もはやここに書くのも「年一」ペースになってしまい、それでも連載かよ、という感じになっています。すみません。でも、やっぱり私のホームグラウンドは広告業界で、「アドタイ」の原稿は続けねばとの思いです。今年は年一を脱却したいと思います。
さて広告業界は今、冬の時代を迎えています。何しろすべてのメディアが元気ない。2000年代からずっと、ネットがオールドメディアを侵蝕してきたわけですが、今はみんなしぼんでいる状態。IT巨人と言われたGoogleやFacebookの成長も止まったようですし、勝者がいない状況になってしまいました。
テレビは中でもはっきり「敗者」になっています。コロナ禍で視聴率は大幅に増え、一方で放送収入は大幅ダウン。そこから、放送収入を取り戻した時期もありましたが、視聴率がダダ下がり、放送収入も結局はダダ下がり。このまま下がり続ける気配が濃厚です。
来るべき時が来た!しかもコロナ禍で前倒しになった、と誰もが感じているようです。コロナ禍によりYouTubeやNetflixをテレビ受像機で見る人が増え、それが視聴率に影響を及ぼすようになってしまった。いずれそうなると言われていたのを、コロナが時計を早めてしまったのです。
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境 治(コピーライター/メディアコンサルタント)
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。
1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。著書『拡張するテレビ ― 広告と動画とコンテンツビジネスの未来―』 株式会社エム・データ顧問研究員。
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