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AIではなく「人の目」で精査  唯一無二の画像販売プラットフォームへ

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創業40年を超える国内最大手の老舗ストックフォトエージェンシー、アフロ。同社が2020年から新規軸としてスタートさせたのが、写真やイラストの投稿型画像販売サービス「イメージマート」だ。プロ・アマチュアの垣根なく、クリエイターの作品を手軽に購入できるという同サービスのクリエイティブ制作や販促における活用可能性について、Webサイト運営・開発部 岩本孝司氏と、マーケティング・広報部 青木那奈氏に話を聞いた。

(左から)アフロ Webサイト運営・開発部 岩本 孝司 氏 / アフロ マーケティング・広報部 青木 那奈 氏

取り扱い画像素材は1億超 定額利用なら1点約28円から

アフロは、世界三大通信社をはじめ国内外のフォトグラファーから提供される写真を販売するストックフォト事業を軸に、撮影関連事業やプリント事業まで、顧客のクリエイティブ制作を幅広くサポートしている。同社は2020年より、投稿型のストックフォトサービス「イメージマート」を本格始動。現在、取り扱い画像素材の総点数は1億点を超え、すでに国内最大級の素材販売サービスとなっている。素材が活用される場は幅広く、大手マスメディアのニュース欄や広告制作の現場、企業の広報活動など、あらゆる場面のクリエイティブに利用されている。

「いわゆる広告業界の方だけではなく、一般の企業の方などにも多くご利用いただいております。例えば、プレゼン資料にイメージマートの写真やイラストを1枚入れて、雰囲気をつくり込んだり、説得力を上げたりと、素材活用のすそ野は大きく広がっています」(マーケティング・広報部 青木那奈氏)。

「イメージマート」は、定額利用であれば最大プランで1点あたり約28円から、単品ならば385円からという料金設定だ。この敷居の低さから、その利用者は多岐にわたり、大手メディアや広告業界各社はもちろん、個人商店、美容やエステ、健康、医療などの業界、各種スクール事業者から、市町村単位の自治体にまで及ぶ。ユーザーの多様性は、素材を提供するクリエイターにも好評だ。イラストレーターの作品が、イメージマートに掲載を開始したその日にニュース番組のメインビジュアルに使われることもある。ストックフォトの老舗ならではの、テレビ各局や大手Webポータルサイトとのつながりを生かしたスピード感や販路のスケール感に、クリエイターから驚きや喜びの声も届くという。

図表1 イメージマートのサービスの仕組み

人間による「目視確認」がリスクを最大限排除する

イメージマートでは、プロ・アマ問わず作品の提供者として参画することも可能だ。ただし、クリエイターは、その登録の前に作品の事前審査が行われる。クリエイターにとってはハードルとなるが、この審査によってユーザーが安心して購入できる素材が集まるよう、掲載後の安全性までを考えチェックしている。

イメージマートが立ち上げ当初から強くこだわってきたのは “日本企業”であるアフロが運営している点だ。Webサイト運営・開発部の岩本孝司氏は次のように話す。「日本国内のお客さまのために、徹底的に日本のマーケットにあった素材を用意する。それが、イメージマートが目指すひとつのサービス像です。お客さまからは『海外発のサービスの素材は日本のテイストにピッタリくるものがないんだよね』という声をよく聞きます。その点、イメージマートに作品を投稿しているクリエイターの多くは日本人なので、そのマッチングには大きな自信があります」。

例えば、イラストに描かれた着物の合わせなども目視で確認。日本で使用される以上、日本の商慣習や文化における安全性が高いことこそが何よりも大事だと考え、同様のチェックは、メディア向け素材ばかりでなく、イメージマートに投稿されるすべての素材に対して実施する。

「テレビ各局や大手報道メディアに提供している姉妹サイト『アフロ』のプロ作品と、イメージマートに投稿される作品は、まったく同じシステムとプロセスを経て審査しています。サイトに並べるすべての作品に対して厳しいリスクマネジメントを行い、できる限り安心してご利用いただけるものを提供したいと思っています」(岩本氏)。

写真やイラストの構図、テイストといった感覚的な部分のチェックは、AIではまだ代替しきれないと岩本氏は話す。人間による「目視」という、経験に裏打ちされた技術で品質を担保している。

図表2 イメージマートとアフロの作品審査フロー

イメージマートへの会員登録で広がるクリエイティブの可能性

イメージマートでは多種多様なニーズに応えるため、数多のクリエイターから作品を仕入れている。一方で、姉妹サイトである「アフロ」には世界中の通信社からの最新のニュース写真や映像、著名な作家の作品、同社が撮影したコンテンツが日々届く。RM(ライツ・マネージド)と呼ばれる、その購入履歴をすべて同社で管理することで、一定期間独占的な利用が行える作品もあるという。両サイトを合わせれば、国内では類を見ない、世界中の素材が集まる巨大なクリエイティブのプラットフォームが広がる。イメージマートに登録することで、「アフロ」の作品も利用可能となることもまた同サービスの大きな魅力のひとつだ。

今後の展望について、岩本氏は次のように語る。「イメージマートは、素材のサイズ展開も定額プランのラインナップも、できる限り豊富に用意しました。広告制作のプロの方々にも安心してご利用いただけるように、大きなサイズや画質にも多く対応しております。多くのお客さまから『またイメージマートで買おう』と思ってもらえるように、信頼のおけるサービスに育てていきたいです。大事なことは、やはり“安心してすぐに使える素材”がパッと手に取れること。我々はどこまでもそれを丁寧にお届けし、他にはないと言ってもらえるようなサービスに成長させていきたいと思っています」。



お問い合わせ
株式会社アフロ
EMAIL:imagemart@aflo.com
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