全国国民年金基金は4月下旬から、国民年金基金の制度を周知する新たなPR映像を公開した。のん、斎藤佑樹を“独立した人”の代表として起用し、「夢を、上乗せしよう。」というキーメッセージで展開している。6月19日からテレビCMのオンエアも始まった。

国民年金基金のメリットは、フリーランスや自営業の人たちが国民年金に上乗せして加入することで、年金支給額を一生涯、上乗せできるという点がある。

CM制作にあたり、制度としての認知度は高いものの、対象となる人たちにこのメリットを実感してもらえていないという課題があった。そこで実感を伴うコミュニケーションによって、加入に対する意向を高めることを目的としている。

今回は“独立した人”の代表として、事務所から独立して「創作あーちすと」や映画監督としての活動を通じて自身の夢を追いかけるのん、プロ野球を引退しこれまでとは違う新たな夢を追いかけている斎藤佑樹を起用した。

「加入することで将来の憂いなく、安心して自分の夢を追いかけることができると伝えるために、“夢を、上乗せしよう。”というキーメッセージを提案しました。のんさん、斎藤さんには、チームや事務所に所属して後ろ盾があった時の自分と独立後の自分の違いについて、自身の体験を語ってもらいました」（シカク クリエイティブディレクター　原晋氏）。
 

のんは真剣に絵を描きアーティストとしての一面を見せる。

子どもたちに野球を教え「いつか野球場をつくりたい」と夢を語る斎藤佑樹。

このほか、Web限定の映像では3組の異なる世代、環境にあるフリーランスや自営業の人たちが登場する。ジャズピアニスト、ブラシ職人、革職人といった専門性の高い仕事に就く人たちに登場してもらい、より高い共感や実感を生むことを狙った。

それぞれドキュメンタリータッチの映像で、「国民年金基金という後ろ盾のあることの安心感」「税金対策にもなる」といったメリットを語るほか、加入者から受給者となった父親から息子へ加入を勧める内容も盛り込んでいる。