宝島社は、2024年1月5日に企業広告「それでも、ニッポンはいい国だ。」を読売新聞朝刊(全国版)、「失われてない30年」を朝日新聞朝刊(全国版)、日本経済新聞朝刊(全国版)、および日刊ゲンダイに出稿した。
横山大観が富士山と太陽を描いた「乾坤輝く」(島根県安来市・足立美術館蔵)をビジュアルとした広告のキャッチフレーズは、「それでも、ニッポンはいい国だ。」。
「今の日本は、ネガティブな面に目を向けるあまり、沈滞感が漂い肯定感が低下しています。でも、実際には日本という国にも、そこに暮らす私たち一人ひとりにも、良いところがたくさんあります。そこで前向きなメッセージを贈りたいと考えました」(宝島社)。制作は、ADK。
スタジアムのライトの上に広がる夕焼け。そんなビジュアルを描いた広告のキャッチフレーズは、「失われた30年じゃない。天才たちが生まれた30年だ。」。
「誰もが決まり文句のように『失われた30年』と言いますが、本当でしょうか?近年、歴史的な活躍を見せているスポーツ選手たちを筆頭に、多くのすばらしい若者と才能が生まれた30年でもあったはずです。困難に思える時代も、視点を変えればそこには必ず希望がある。この広告をきっかけに、2024年を前向きに過ごせる人が増えればと願っています」(宝島社)。こちらの制作は、電通。
同社では、商品だけでは伝えきれない“企業として社会に伝えたいメッセージ”を、企業広告を通して伝えたいという思いで、1998年より開始。創業者で前社長の蓮見清一氏を中心に制作を続けてきたが、2023年12月14日に氏が逝去。今回の正月広告が、蓮見氏が手掛けた最後の広告となる。
「それでも、ニッポンはいい国だ。」スタッフリスト
- 企画
- 宝島社、ADK
- ECD
- 能丸裕幸
- CD、C
- 三井明子
- AD
- 副田高行
- D
- 綿田美涼
「失われてない30年」スタッフリスト
- 企画
- 宝島社、電通
- ECD
- 磯島拓矢
- AD
- 柴谷麻以、辻岡翔
- C
- 橋本卓郎、福宿桃香
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